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2021/4 Vol.124

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

ラチェット

年代未詳/真鍮、鉄、木製台座/H315, W245, D150 (mm)/東京大学総合研究博物館所蔵

工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ二一四」の木札付。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵
[東京大学総合研究博物館]

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エキスパートの知恵と経験

第4回 快走、国民の足となった台湾新幹線

技術開発の経験を語る

筆者は、かつて2001年から2005年まで4年間ほど台湾新幹線の建設&運営に関わる仕事に従事し、後半の2年間は、台湾高速鐵路公司に勤務した。その後2回ほど台湾新幹線=台湾高鉄を訪問、乗車する機会があり、快走し、国民の足となっている台湾新幹線を見出した。

日本は、ハード面、ソフト面の技術協力を行い、併せて台湾高速鐵路公司へ専門家の派遣、そして同社の研修生を受け入れるなどの技術協力を実施した。

台湾高速鐵路の開業と発展

台湾高鉄は、本格的には2007年3月2日台北~左営(高雄市北部)間(路線延長345㎞)で開業した。現在は台北市内の南港駅まで延伸され、348.5kmとなっている(図1)

図1  台湾高鉄路線図

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