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2022/3 Vol.125

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名誉員から一言

自然な「ながれ」に身をゆだねて

はじめに

令和3年(2021年)4月22日の定時社員総会にて、名誉員として承認されたとの報告を受けた。まことに光栄であり、ご関係者に深く感謝御礼申し上げる次第である。

私は一大学教員として教育・研究に携わってきたが、この小欄をお借りして、日頃私自身が研究室運営にて心がけて来たことを紹介したいと思う。

一乱流研究者の道程と研究室での出世間法

私が機械工学のうち流体工学の奥深さに魅せられて、名古屋大学工学部機械学科「流体機械講座」(故古屋義正先生の研究室)の門を叩いたのは昭和52年(1977年)4月であった(実はくじ引きでの入門であった)。その後、博士前期期課程、後期課程を経て、同58(1983)年4月から名古屋大学工学部助手として教育者・研究者の道を歩むことになった。研究は大学院時代から中村育雄先生(現名古屋大学名誉教授)と宮田勝文先生(現山梨大学名誉教授)の薫陶を受け、令和3(2021)年3月末の定年退職に至るまで、一貫して主に「乱流拡散・混合現象の解明」に取り組んだ。

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