キーワード: 特集

スポーツに学びスポーツを支える

No.1193, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1193-18/

パラサイクリング サイクリング競技は、日本のみならず海外においても大変人気のあるスポーツである。その人気の高さは、国際的に有名な大会が独自に開催されるだけでなく、オリンピックなどでの主要種目であることからも理解できる。 サイクリング動作では、ペダルを踏み込みクランクを回転させる。…Read More

総説:パラリンピック支援の研究開発事例にみるスポーツ工学の貢献

No.1193, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1193-10/

はじめに 新しい学問分野であるスポーツ工学 スポーツ工学は1980年代の終わりごろより始まった新しい学問分野である(1)。スポーツを行う人間にとって、より良い用具、装具および環境を作るためには、使い手である人間側の研究が必要となる。そのような観点から、工学が、スポーツを行う人間側…Read More

障がい者スポーツへの貢献 ~競技用義足を例にして~

No.1193, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1193-26/

はじめに 障がい者スポーツとの接点 2016年リオデジャネイロ、そして本稿が学会誌に掲載される直前まで開催されていた平昌オリンピック・パラリンピックの開催前には、テレビ等のマスメディアにおいて選手たちの記録や成績にまつわる要因を特集する番組や記事が、これまでの大会以上に増えている…Read More

パラアルペンスキーにおける科学的取り組みⅡ ~チェアスキーフレームの解析~

No.1193, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1193-16/

図1 チェアスキーフレーム(3D-CAD)   チェアスキーフレームについて チェアスキーフレームは、座っているスキーヤーの身体を支え、力を雪面に伝えるリンク機構を有したフレームである。チェアスキーフレームは、座った状態でスキーを行うための最も重要な用具であり、特殊なリ…Read More

CrMnFeCoNi 高エントロピー合金の単結晶弾性率

No.1192, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1192-16/

図1 結合形態の違いと原子間ポテンシャル依存性   図2 超音波共鳴法の測定系の模式図   単結晶弾性率が示すもの 弾性はどこから来るのか 一般に弾性率と言うと、工学的なヤング率、剛性率、ポアソン比といったいわゆる多結晶弾性率を示すことが多い。これらの値は材料…Read More

強ひずみ加工による高エントロピー合金の高強度化

No.1192, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1192-24/

図1 従来の鉄鋼材料および高マンガン鋼と比較した 各種高エントロピー合金の引張り強さと破断ひずみの関係 高エントロピー合金の組成と機械的性質 従来の固溶体金属は主要な1種類の元素に対して異種元素を微量添加し、原子半径差による格子ミスフィットひずみの効果により、高強度化が図られてい…Read More

高エントロピー合金の強ひずみ加工による組織極微細化

No.1192, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1192-28/

はじめに 高エントロピー合金(high entropy alloys: HEA)とは等モル比高濃度合金の総称であり、近年多くの研究者の関心を集めているが、その起源は18世紀末まで溯る(1)。プロシアの科学者Franz Karl Achardは11種類の元素からなる900種類の合金…Read More

電子ビーム積層造形法によるハイエントロピー合金の創生

No.1192, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1192-20/

1. はじめに “High Entropy Alloys”(HEAs)(1) (2) を製造する観点で考えると、多くの元素から構成されているために、溶解・鋳造などの加工法では元素偏析が生じ粗大な組織や凝固欠陥などを含んだ不均一組織となりやすい。したがって、既存技術による加工方法で…Read More

高エントロピー合金の塑性変形挙動と 単結晶マイクロピラー圧縮試験法による固溶強化量測定

No.1192, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1192-12/

図1 (a) CrMnFeCoNi多結晶材のEBSD結晶方位マップおよびFIB法による単結晶マイクロピラー加工の模式図 (b) ナノインデンテーション試験機を用いたマイクロピラー圧縮試験の模式図   はじめに 等原子量高エントロピー合金CrMnFeCoNi 高エントロピ…Read More

自動運転をめぐる技術知識とエコシステムの拡大

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-36/

表1 自動運転領域の中核的技術知識と主要企業の関連特許保有動向 出所:USPTOの特許情報をもとに著者作成 注1)特許保有者の9社は次のように定義した。TOYOTAは、トヨタ自動車株式会社およびToyota Motor Engineering & Manufacturin…Read More

サプライヤーの取組事例

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-26/

1. 概要 部品メーカー、材料メーカー、コンピューター関連業界でも自動運転の周辺技術は重要な位置づけであり、各社それぞれ特徴を活かした新製品、新技術、サービスの提供を考えている。ここではサプライヤーであるコンチネンタル・オートモーティブ(株)の関連技術を紹介しつつ、海外を含めてど…Read More

同志社大学における協調型自動運転に関する研究

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-28/

1.  はじめに 現在、車両に搭載されたミリ波レーダやレーザスキャナ (LiDAR)、カメラにより車両の周辺を監視することで、ドライバの操作が不要な自動運転の研究がメーカや研究機関、大学において活発に行われている(1)。 自動運転技術は、車両の周辺監視や自車位置推定などの外界セン…Read More

要素技術の開発事例

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-24/

自動運転バスの開発 無人運転バスによる過疎地域の公共交通維持 ドライバー不足や運行経費の上昇などにより、中山間地域での公共交通の存続が危ぶまれている。先進モビリティでは過疎地域における公共交通の問題解決のため、バスの無人運転化に向けた完全自動運転技術の開発に取組んでいる。現在、日…Read More

SIP 自動走行システムの取り組み

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-16/

1.はじめに 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)のリーダーシップのもと、2014年6月より始まった5年間のプログラムである。 社会的に不可欠で、日本の経済・産業競争力に不可欠な11のテーマについて、基礎研究から実用化・事業化…Read More

自動運転の実用化に向けた警察庁の取り組み

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-14/

はじめに 自動運転の実用化に向けた警察庁の基本的スタンス 「自動運転」は、この言葉がメディアに登場しない日はないくらい、現在最も期待されている近未来技術の一つである。 全交通事故の9割以上が、いわゆるヒューマンエラーによるものと言われている中、将来、完全自動運転が実現した場合には…Read More

自動運転技術の実用化に向けた日本自動車工業会の取り組み

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-20/

1.  はじめに 日本自動車工業会は、「進化するクルマが、人、街、社会を支える」という考え方のもと「豊かなクルマ社会の実現」を目指し、環境課題、安全課題の解決や国際基準調和活動および国際標準化活動に取り組んでいる。2015年、日本自動車工業会は「自動運転ビジョン」において、自動運…Read More

我が国の自動運転実現に向けたロードマップ

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-12/

これまでの政府のIT戦略とITSの経緯 我が国の国民一人ひとりがITの恩恵を実感できる世界最高水準のIT国家となるために必要となる政府の取り組みなどを取りまとめた「世界最先端IT国家創造宣言」では、「閉塞を打破し、再生する日本へ」を基本理念として、長期景気低迷・経済成長率の鈍化に…Read More

自動運転の評価拠点を目指して

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-32/

1.   はじめに 日本自動車研究所(JARI:Japan Automobile Research Institute)は自動車工業界の中立研究試験機関として1969年に創立された。以来、安全技術とエネルギー環境技術の二本柱を中心に、ITSや電動化の先端分野を加えて、それらの評価…Read More

自動運転とモビリティ社会

No.1191, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1191-08/

はじめに 歴史的経緯と現状認識 カール・ベンツが内燃機関自動車に関わる特許を獲得して自動車を造り始めた1886年頃から、本格的普及の端緒となったフォードT型が売り出される1908年頃まで、20余年を要している。さらに、「自律的に動くクルマ=Automobile」と名付けられたよう…Read More