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2017/8 Vol.120

未来型かかし「Farmer」ファーマー
村越 水 さん(当時 14 歳)
本来、鳥から農作物を守るために建てられた‘かかし’ですが、もっと有効に活用しようと考えました。
笠の先端にはスプリンクラーが設置され水を自動的に放出します。笠が回り、鈴を鳴らして農作物を熊や鳥か
ら守ります。
腕から提げられた取り外し可能な籠は、収穫した野菜の重さを測ることができます。
両腕の先端は防犯カメラで 360 度監視します。カメラはもちろん‘かかし’の胴体も回ります。
異常があれば口に模したスピーカーからサイレンが鳴ります。
‘かかし’の背中にあるボックスに生ゴミや抜いた雑草を入れてセットすると堆肥になって出てきます。
これらはコンピュータ機能で管理し、笠に設置された太陽光の電気により動きます。

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特集 2017年度 年次大会

特別講演 「サッカーのちから~豊かな社会づくりに向けて~」

淵田 敬三 氏〔浦和レッドダイヤモンズ(株)〕

プロサッカークラブの代表を務めるとともに、自動車産業の工場管理などのご経験もあり、
マネージメント、人材育成、地域貢献などの興味深い話題についてお話しいただく。

 

 

 

浦和レッドダイヤモンズ(株)
代表取締役社長 淵田 敬三 氏

 

 

皆さま、こんにちは。浦和レッズ代表の淵田 敬三です。

このたびは、120 年の歴史を持ち、機械関連技術を通じて、日本をはじめ、世界に貢献されている日本機械学会のみなさまの前で、お話しをさせていただく機会を賜り、御礼申し上げます。

今大会のテーマが「120 年の伝統と革新の調和~より広く、より深く、より豊かに」ということで、伝統を踏まえた上で、時代を先導する新しい流れを追求する姿勢を大切にすると伺っております。

浦和レッズは、設立から25 年が経ち、次の四半世紀に向けて動き出しているところで、まさに「伝統と革新の調和」を大切に進んでいかなければならず、我々が日々抱えているものをお伝えすることで、何かしらみなさまの心に残るようなお話しができるのではないかと考えております。

私が今回お話しさせていただくテーマは「サッカーのちから~豊かな社会づくりに向けて~」になります。

サッカーはスポーツの中でも世界中で愛され、熱狂的なファン・サポーターが存在していますが、そこから見てもわかるように、人の心を動かし、生きていく上での活力を与える「ちから」があり、社会に豊かさを提供できると考えております。

まずはサッカーにおけるヨーロッパと日本の現状をお伝えし、その上で、私たち浦和レッズが抱えている課題やその解決に向けて取り組んでいることを、お伝えできればと考えています。

その中には、たとえば、サッカー選手が以前よりもアスリート化している現状などが出てきます。そうした波は、日本にも訪れていて、メディカル的な見地では、どれだけ正確に選手の日々の活動量、負荷を把握し、コンディショニングや競技力の向上に生かせるか、というテーマが生じています。これまで定性的に把握していたものが、科学の進歩によって定量的に測定できるようになり、不確実性を極力なくす流れになっているということです。そしてそれは競技面だけではなく、マーケティングなど、我々のビジネス的な面でも訪れています。私は自動車産業に従事し、海外を含めた工場管理や販売などをした経験もございます。そうした知見からも、サッカー界とみなさまとの違い、あるいは共通点をお伝えし、新たな気づきや学びを共有できればと思っておりますので、ぜひ、お付き合いいただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。



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