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2017/8 Vol.120

未来型かかし「Farmer」ファーマー
村越 水 さん(当時 14 歳)
本来、鳥から農作物を守るために建てられた‘かかし’ですが、もっと有効に活用しようと考えました。
笠の先端にはスプリンクラーが設置され水を自動的に放出します。笠が回り、鈴を鳴らして農作物を熊や鳥か
ら守ります。
腕から提げられた取り外し可能な籠は、収穫した野菜の重さを測ることができます。
両腕の先端は防犯カメラで 360 度監視します。カメラはもちろん‘かかし’の胴体も回ります。
異常があれば口に模したスピーカーからサイレンが鳴ります。
‘かかし’の背中にあるボックスに生ゴミや抜いた雑草を入れてセットすると堆肥になって出てきます。
これらはコンピュータ機能で管理し、笠に設置された太陽光の電気により動きます。

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My メカライフ

フィッシュ&チップス

昨年末より在外研究(通称在研、英語ではサバティカル)のためイギリスに滞在しています。イギリスの食べ物と言えば、まずいことのほかに、フィッシュ&チップスが有名です。熱々のところに大量のモルトビネガーをかけて、ビールを飲みながら食べると、下味のほとんどない鱈の天ぷらも美味しく感じます。ところで、現在在籍している大学の学食では、金曜日になるとフィッシュ&チップスが出てきます。また金曜日になると、近所のスーパーでは魚が20%オフになり、通勤路のサンドイッチ屋では魚フライのサンドイッチが突如出現します。どうやら金曜に魚を食べる習慣があるようです。調べてみると、この起源はユダヤ教徒が週の7日目の安息日(サバス)に魚を食べることにあるとのこと。サバティカルの語源は、このサバスにありますが、元々は聖職者が7年目に休息を取るために行われていたものでした。これを考えると、私の在研は本来のサバティカルとは少し趣が異なるのかもしれません。

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