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2017/9 Vol.120

「魚(うお)っちゃCar!!」
吉川 大翔 くん(当時6 歳)
これは海の底で魚をとったり、研究
や工事が出来る移動式の機械です。
左前にあるセンサーやカメラで魚を探
します。自分の食べたい魚や珍しい
魚をつかまえて巨大タンクで増やしま
す。グリッパーにのこぎりやハンマー、
グラップルをつけかえて、深い海の
底に魚と一緒に遊べる遊園地を作り
ます。中は海の底でもず~っと息が
出来るように酸素や水、カルシウム、
色々なものがシャボン玉のようになっ
て出てきます。1 階は魚を育てるた
めの部屋。2 階は操縦席と巨大タン
クの部屋。3 階は図書館とお茶を飲
む場所があります。

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名誉員から一言

技術者の地位向上

技術立国の崩壊

ウォークマンがアイフォーンに代わり、一太郎がワードに代わり、家電や造船の競争力は低下した。現在頑張っている車も電気自動車になる頃には、日本の自動車メーカーは生き残れるか疑問である。

2000年から2005年にNHK でプロジェクトXという番組があった。その内容は、技術者が苦労してミッションを成し遂げるものも多かった。私自身、若者の工学離れを憂いていたころであり、これは技術者の魅力を知らせるいい番組であると思った。しかし、だんだんと疑問が湧いてきた。最後に、主人公の老技術者が、質素な家で「よい人生でした」と振り返るのである。そして妻は「夫は朝から晩まで仕事ばかりでした」と述べる。その一方、金融などで成功した人は、若い時から六本木ヒルズなどで豪勢に暮らしている。この番組を見た子どもやその親は、工学への進学を躊躇するであろう。そう考えると、工学離れを加速する最悪の番組でないかと腹が立ってきた。

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