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2017/9 Vol.120

「魚(うお)っちゃCar!!」
吉川 大翔 くん(当時6 歳)
これは海の底で魚をとったり、研究
や工事が出来る移動式の機械です。
左前にあるセンサーやカメラで魚を探
します。自分の食べたい魚や珍しい
魚をつかまえて巨大タンクで増やしま
す。グリッパーにのこぎりやハンマー、
グラップルをつけかえて、深い海の
底に魚と一緒に遊べる遊園地を作り
ます。中は海の底でもず~っと息が
出来るように酸素や水、カルシウム、
色々なものがシャボン玉のようになっ
て出てきます。1 階は魚を育てるた
めの部屋。2 階は操縦席と巨大タン
クの部屋。3 階は図書館とお茶を飲
む場所があります。

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おもしろイベント報告②

流れを活かすアイディアを大募集した! 流れの夢コンテスト(第15回)

流れやものづくりの面白さを体験してほしい!

本コンテストは、流体工学部門が主催し、将来の機械工学を支える若い世代の学生たちに流体工学やものづくりの楽しさを体験してもらいたいとの思いから始まり、今回で15 回目を迎えた。本コンテストにおいて学生たちは、毎回異なるテーマに沿って、観る人の知的好奇心を掻き立て想像力を刺激する斬新なアイディアの具現化を目指す。発表会では、審査員やコンテストに来訪された方々に対してプレゼンテーションおよび作品を用いた実演を行う。そして、審査員による採点結果に基づき、最優秀賞・一樹賞・優秀賞が選ばれ、最優秀賞と一樹賞の受賞者には楯を授与している。

魅力あふれるプレゼン・実演

今回のテーマは『流れを活かす』で、流れを主役としてさまざまな分野に活かしたアイディアを募った。7グループ(人数:38名)の応募があり、15回目にして初めて、高校生のグループが参加した。プレゼンテーションは10分間。限られた時間の中で、テーマに沿ったアイディアの説明、実演に使用する作品の概要や製作において苦労したことなどを各グループが発表。聴衆を引き込む斬新でユニークな発表がいくつもあった。実演時間は1時間強。来場された皆様に制作した作品を直接見て触れていただき、さまざまな議論を各チームの学生達と行い、楽しんでいただいた。

写真1 プレゼンテーション風景

写真2 実演風景

特別講演

マツダ(株) 技術研究所・技監で、広島大学大学院感性イノベーション研究推進機構・機構長をなされている農沢隆秀氏をお招きし、「感性・知覚の可視化と自動車の空力設計」という題目で、感性工学と流体工学を融合した空力設計について、学生にもわかりやすくご講演いただいた。

審査結果発表-夢ある作品に選ばれたチームは-

審査は流体工学部門広報委員5名によりなされ、総合評価の高いアイディア順に最優秀賞・一樹賞・優秀賞を授与した。

最優秀賞/浮遊物回収装置『Dream Strider』/広島国泰寺高校理数ゼミ物理班(広島国泰寺高校)

一樹賞/フライング排気ingMS19800V /明星バキューム(明星大学)

優秀賞/磁空間充填万華鏡/磁空戦隊マグネンジャー(北海道大学)

なお、流体工学部門ニューズレター2017.2月号に最優秀賞および一樹賞を受賞したグループ代表者に記事を書いてもらっている。是非、ご覧いただきたい。
(http://www.jsme-fed.org/newsletters/index.html)

謝辞

本コンテストは日本機械学会機械工学振興事業資金および日本機械学会流体工学部門特定事業資金による援助を受けるとともに、以下の4社からご支援をいただいた。ここで、お礼申し上げる。
(株)IHI http://www.ihi.co.jp/
(株)荏原製作所 http://www.ebara.co.jp/
(株)ソフトウェアクレイドル http://www.cradle.co.jp/
(株)電業社機械製作所 http://www.dmw.co.jp/

亀田 孝嗣(近畿大学工学部)

写真3 参加者集合写真

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