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2018/11 Vol.121

【表紙の絵】
地球アニマル保ごしせつ
村井 暁斗 くん
(当時10 歳)
動物を地球の中に入れてすみやすいようにしている。
またしょく物も入れているので定期的に水を外から、あたえる。
野生動植物をほごする。

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特集 空の産業革命―「飛行ロボット」としての次世代ドローン―

農業分野でのドローン活用

飯田 聡〔(株)クボタ〕

はじめに

(株)クボタ(以下、当社)は、食料・水・環境の分野で社会の発展に貢献してきたメーカーである。中でも、豊かな食生活の実現と世界の農業発展をめざして、農業の機械化に取組んできた。現在、ドローンの活用によりICTをベースとした次世代農業を進展させるべく研究開発を進めている。本稿では、その活用事例と今後の進む方向について紹介する。

日本農業の現状と課題

日本の農業は、就農者の高齢化と減少が大きな課題である。そのため、『規模を拡大し生産の効率化』を促進する農業政策が取られており、担い手農家や営農集団の管理農地の拡大が進んでいる。

「効率化」「省力化」「軽労化」などの課題を解決し、儲かる農業を実現するため、当社では①データ活用による精密化と②自動化による超省力化を柱とする『スマート農業』の研究開発と普及を進めている。その中で、ドローンの利活用に取組んでいる。

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