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2025/8 Vol.128

表紙:経年変化してグラデーションに紙焼けをした古紙を材料にコラージュ作品を生み出す作家「余地|yoti」。
古い科学雑誌を素材にして、特集名に着想を受け、つくりおろしています。

デザイン SKG(株)
表紙絵 佐藤 洋美(余地|yoti)

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深層断面 JSME EDITION

京都試作ネットが存在感

日刊工業新聞社・大阪 小野 太雅

日刊工業新聞 深層断面
JSME EDITION


「死の谷」“橋渡し役”

技術や製品が事業化にたどり着くために乗り越えなければならない「死の谷」はスタートアップにとって課題だ。優れた技術やアイデアがあってもモノづくりのノウハウがないことで製品化に苦戦するケースも多々ある。試作受託を手がける一般社団法人の京都試作ネットは、そうした新興企業からの受注に力を注ぐ。京都の中小製造業で構成するプロのモノづくり集団が死の谷の“橋渡し役”として存在感を高めている。

“ワイガヤ”勝利の一手

「図面がないとできない、と(多くの企業から)断られた」。長岡技術科学大学発のスタートアップ、パンタレイ(新潟県長岡市)の佐藤靖徳社長はこう振り返る。

流体技術に強みを持つ同社は小型風力発電機を製品として世に送り出そうと、試作品の製作を複数の国内製造業者に依頼した。「資金調達や展示会などで外部とコミュニケーションを取るには、製品に近いしっかりした見た目の試作品が必要だった」(佐藤社長)。唯一、パンタレイの依頼を引き受けたのが、京都府内の中小企業38社からなる京都試作ネットだった(図1)

図1 京都試作ネットが加盟企業を通じて保有する技術

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