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2019/6 Vol.122

【表紙の絵】
ソーラーケータイじゅう電システム

石井 智悠 くん(当時8 歳)

この前あつかったので、ケータイがあっつくなっていたので「そのねつをうまくつかってじゅうでんできたらな。」と思ったのでこの絵を描きました。

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編集後記

編集後記

本号の特集テーマ「5G・IoT時代のキカイ」は電子情報通信学会(以下、信学会)との共同企画により実現しました。実はこの特集企画は、本会会誌のリニューアルを準備していた2016年から特集テーマの候補として検討していたものです。しかし当時は、広い範囲から記事を集める目処が立たず実現できないでいました。そんなところに、信学会から連携の申し出をいただき、飛びつくようにこの特集テーマを提案しました。既に5Gの実用化がメディアで盛んに採り上げられていましたし、「今更5Gですか」と難色を示されることを懸念していましたが、「それいいですね」と快く受けていただきました。華々しく報じられている5Gですが、通信屋さんたちにとっても5Gがどのように使われるのかはっきりしたイメージを描けていないとのことで、5Gによって「キカイ」(カタカナにしたのは今の機械を超えた新しい機械という意味を込めました)がどのように変わっていくのかを機械屋と一緒に考えたいとのことでした。学会連携の成果が一年で出るわけがありませんし、信学会との連携も始まったばかりで本特集はその第一歩にすぎません。しかし、今までとは違う大きな一歩を踏み出したのだと感じています。大槻先生による「移動通信の未来」を除く12編の記事と会長対談は、体裁は異なりますが信学会の会誌6月号に全く同じコンテンツが掲載されています。機会があればぜひご覧いただきたいと思います。両学会の共通した問題意識とともに「文化」の違いのようなものも感じ取ることができるのではないでしょうか。(YK)

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