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2022/12 Vol.125

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特集 学会横断テーマ「未来を担う技術人材の育成」

SDGs が目指す社会と新たな教育-SDGs を達成するためのオンライン授業-

渡辺 雄貴(東京理科大学)

はじめに

本稿は、2020年度日本機械学会年次大会の講演内容である「SDGsが目指す社会と新たな教育-SDGsを達成するためのオンライン授業-」について、教育工学的な視点から、報告するものである。

教育工学(Educational Technology)は、米国最大級の教育工学系学会であるAECT(Association for Educational Communications and Technology)の定義によると、「教育工学は、人間の学習のあらゆる面に関与する諸問題を分析し、それらの問題に対する解決を考案し、実行し、評価し、運営するための人、手立て、考え、道具、組織を含む複雑な統合過程」とある(AECT 1977)(1)。テーマである、オンライン授業に関する考察を、教育工学分野の研究の一分野である、授業設計(インストラクショナルデザイン、Instructional Design:以後ID)分野の知見をもとに解説したいと思う。IDは、鈴木(2006)(2)によって、「教育活動の効果、効率、魅力を高めるための手法を集大成したモデルや、研究分野、またはそれらを応用して学習支援環境を実現するプロセス」として定義されている。

今回の講演で注目したのが、持続可能な開発目標であるSDGs(Sustainable Development Goals)の目標の一つである「4 質の高い教育をみんなに」であり、その詳細は、「すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する」である。この、持続可能な開発目標から、2020年に端を発するコロナウイルス感染症の拡大という、荒波を高等教育機関が受け、どのように進化していくべきなのかを、その前後とともに考察する。また、東京理科大学における、現在の取り組みなども紹介する。

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