特集 DEI 宣言
DEI 推進委員会の設置とDEI 宣言の発信について
本会ではLadies’ Association of JSMEやJSME International Union、若手の会、シニア会のように、会員の属性やステージに対応した組織を設置し、多様な背景を持つ方々にご活躍頂いておりますが、多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包摂性(Inclusion)について基本的な方針を議論するような組織はこれまでありませんでした。そこで2025年度理事会では、DEI推進委員会〔委員長:大島まり前会長(東京大学 教授)〕を設置し、同委員会より日本機械学会DEI宣言の提案を受け、これを承認しました。今後はこの宣言に基づき、本会に関係するすべての方々がご活躍できるよう、環境を整備して参りますので、会員諸氏ならびにご関係の皆様におかれましては、積極的に本会の活動にご参画下さいますようお願いいたします。
庶務理事会
日本機械学会 DEI宣言
日本機械学会は、機械工学および関連分野の専門家の集まりとして、学術と産業の発展を担い、社会の発展と安寧および健康・福祉の向上に貢献してきました。多様な背景、視点、経験を持つ個人が尊重され、互いに学び合いながら協働して課題解決に取り組むことは、機械工学分野の創造性・革新性の源であり、未来の社会に対する責任でもあります。会員をはじめ関係するすべての人々が、その能力を最大限に発揮できるよう学会活動では多様性(Diversity)が推進され、公平性(Equity)が確保され、包摂性(Inclusion)が実現されなければなりません。
この理念の下に本会は、以下の基本方針に従って活動していくことを宣言します。
【基本方針】
1.多様性(Diversity)の推進
性別、年齢、国籍、出身地域、宗教、人種、障がいの有無、学歴、専門分野、経験、価値観など、背景やキャリアの違いを互いに尊重し、誰もが安心して自らの能力を最大限発揮できる学会を築きます。
2.公平性(Equity)の確保
個々人の状況やニーズに応じて、制度を柔軟に整備し、機会や支援を提供することにより、不均衡を是正します。育児や介護で制約がある方、移動やコミュニケーションに配慮が必要な方なども、本会活動に等しく参画できる学会を築きます。
3.包摂性(Inclusion)の実現
すべての人が安心して学会活動に参画して、意見を表明し、貢献できる環境を整備します。本会の意思決定を含むあらゆる活動において、背景や属性を理由に不当に排除されることなく、誰もが参画の機会を保障される学会を築きます。
2025年11月17日
一般社団法人 日本機械学会
キーワード:特集 DEI 宣言
装置製作:高山芳の
(多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻 統合デザイン領域 在籍)
金属・磁石・モーターなどの単純なメカニズムを用いた装置は、重力や摩擦を受け入れながら、ある行為を繰り返します。その姿は、私たちが呼吸し、脈を打ちながら生きていることを思い出させます。本誌では、学部の卒業制作である 10 体の装置〈脈拍〉を中心に、全 12 体の作品を紹介します。