キーワード: 企画・特集

レーザ照射を援用した高能率CMP(Chemical Mechanical Polishing)

No.1259, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1259-30/

はじめに 半導体製造に不可欠なCMPとパワーデバイス材料 半導体デバイス製造において必要不可欠なプロセスとして、研磨プロセスの一種であるCMP(Chemical Mechanical Polishing)が適用される。CMPは、化学反応を援用して対象基板の表層を改質し、機械的研磨…Read More

インホイールモータ向けダイレクト油冷技術

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-26/

はじめに 近年、脱炭素社会の実現に向けた投資活動や技術開発が活発となり、特に自動車分野では法規制の改正と併せてガソリンエンジン車から電動車(Electric vehicle: 以下、EV)への転換が進められている。 従来のEVでは、エンジン車の駆動技術を流用し、エンジンを駆動用モ…Read More

車両の電動化に伴う乗心地への影響と対応技術

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-30/

まえがき 車両の電動化に伴い低重心・低ピッチ慣性モーメントなどのばね上慣性諸元、エンジン懸架系共振などのばね上振動感度、パワートレインの回転慣性・剛性などが変化し運動性能への影響が考えられる。これらについてボデーコントロール、プライマリーライド(ばね下振動のばね上振動への影響が小…Read More

電気自動車の要素技術

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-34/

はじめに 地球規模の気候変動問題に対応するために、2015年のパリ協定を起点として、世界各国で温室効果ガスの排出量削減の取組みが活発化している。日本・米国・EUなどの主要国は概ね2050年までのカーボンニュートラル実現を目標に、国家施策として、クリーンエネルギーの導入拡大や産業構…Read More

回生協調ブレーキシステム

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-38/

はじめに 地球温暖化が環境問題として世界的に取り上げられ、政府が2050年までのカーボンニュートラル実現を宣言しており、CO2の排出量削減は必須テーマとなっている。自動車からのCO2排出量は少なくなく、対策として近年環境対応車(HEV, PHEV, BEV, FCV)が急速に拡大…Read More

100 年に一度の変革期、機械屋の新たな挑戦

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-04/

自動車の進化の歴史、100年前の大変革期 今日、自動車業界はCASEに代表される100年に一度の変革期を迎えている。その大きな変化点のひとつが、今回テーマとして取り上げる電動化、とりわけバッテリー式電動車(BEV)の進展である。現在起きつつある電動化の動向を見るにあたり、時計を巻…Read More

電動車の車両諸元の特徴と運動性能を考える

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-06/

はじめに 世界最初の自動車は蒸気機関を動力源としていた。その車両は、試走時に壁に衝突してこわれてしまった、という逸話もある。「走る」だけでなく、「曲がる」、「止まる」を含む運動性能を確保することが自動車の基本機能であることを物語っている(1)。それから1世紀以上が経過した19世紀…Read More

EV 時代における操安乗心地設計の不易流行~変わらないものと変化してゆくもの~

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-10/

はじめに 自動車業界において、環境対策をきっかけとする電動化の促進が近年一つの大きなトレンドになっている。特に最近では、温室効果ガスの排出を全体としてゼロとするカーボンニュートラルの取組みが進められており、日本など120以上の国と地域で「2050年カーボンニュートラル」の目標が掲…Read More

ロードパスを考慮した機械設計と材料複合化の活用

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-14/

はじめに 電動化に伴う車体構造の見直し 過去も現在も、機械設計屋の仕事はその部品の目的に応じた機能目標を実現することである。自動車の機械設計屋はスタイリングやデザインを含めて機能を満足させるため設計レイアウトの確保から始まり、構造内に荷重をどの様に伝えるのかを示すロードパスの設定…Read More

駆動力による車両運動制御はそれほど単純ではない

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-18/

はじめに 馬車が自動車に置き換わり100年が経過した今、IoT化、自動運転化、シェアリング、そして電動化と、自動車は大きな変革期を迎えている(1)。車両運動の観点においても、駆動源が電気モータに置き換わることがターニングポイントとなる。電気モータは高応答、高精度なトルク制御が可能…Read More

e アクスル

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-22/

はじめに 自動車業界が“100年に一度の変革期”と言われて久しい。これまで主に内燃機関(以下ICE)用トランスミッションの開発・生産を主要事業にしてきた当社も、この変革期を乗り越えるべく各種施策を進めている。 本稿では、電動化への対応を“機械屋”の立場で携わっている者として、電気…Read More

会長が訊く(第1回)「 IoTによる製造ビジネス変革」

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-02/

本会には24の部門・推進会議・専門会議があり、会長が全ての分野に通暁しているわけではありません。この企画では、私自身が特別な関心を持っている機械工学関連のトピックスについて、真っただ中で活躍されている方にインタビューをして、一人称で語って頂きます。 第1回目は、水上 潔氏に、ロボ…Read More

2023 年度年次大会 開催のご挨拶

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-06/

新型コロナウイルスがいまだ猛威を振るう中、徐々にではありますが日常を取り戻せつつあると思います。2022年度は2019年度以来の対面での年次大会を富山大学にて開催することができました。2023年度についても前年度の経験を活かしながら、東京都立大学にて対面の年次大会を開催したいと思…Read More

東京大学メタバース工学部の活動

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-16/

はじめに 筆者は、メタバース工学部における中高生向け教育プログラムである「ジュニア工学教育プログラム」を運営するジュニア講座部会の部会長としてメタバース工学部の活動に参画している。そこで、本稿ではメタバース工学部の全貌を簡単に説明した上で、当該教育プログラムについて具体的な講座例…Read More

2023 年認定 機械遺産

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-22/

機械遺産の認定は、2007年に日本機械学会創立110周年を記念して発足した事業で、これまで116件を認定し、今年で17回目となる。応募・推薦があった候補の中から厳正なる審査の上、4件の認定が決定した。

三菱重工の宇宙事業への取組み~宇宙の輸送系×拠点系を中心にした三菱重工の製品紹介と今後の宇宙産業への貢献について~

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-16/

はじめに 三菱重工業(株)(以降、当社)は、日本の宇宙開発黎明期の1960年代から、ロケット開発を中心にさまざまな宇宙製品を開発に携わり、主にロケットによるユーザへの宇宙アクセス手段の提供を通じて、宇宙開発の発展に寄与してきた。そして今、半世紀以上の時を経て、宇宙開発は新たな局面…Read More

民間ロケットが切り拓く宇宙ビジネスの未来

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-20/

宇宙産業の市場規模から考察する現状と未来 現時点で44兆円、2040年に100兆円と予測される意味 宇宙産業の市場規模はグローバルベースで2021年時点44兆円であり、モルガン・スタンレーによると2040年には1.1兆ドルに達すると予測されている(図1)。Citiグループも204…Read More

人工衛星の小型高性能化に資するNEC の技術開発

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-24/

はじめに 宇宙開発・利用に関するNECの取組み NECは、日本の宇宙開発におけるリーディングカンパニーとして、図1に示すさまざまな宇宙関連製品を提供している。人工衛星、地上システム、衛星やロケットの搭載コンポーネントの製造にとどまらず、これらの製品と技術力を基盤とした「宇宙ソリュ…Read More

衛星用電気推進システムの事業化における課題と展望

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-28/

はじめに (株)ネッツは、宇宙航空分野(特に推進系を中心)に、受託研究・共同研究などを行う研究開発事業と、化学/非化学/固体推進系における各種供試体・地上試験設備に対する受託製造事業を柱として活動している。 新たにJAXA商業デブリ除去実証(CRD2)プロジェクトをメインターゲッ…Read More