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第7回 「内燃機関」の立ち位置

No.1268, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1268-30/

エンジン車の時代背景 くるまへの思い入れの熱量差 昭和45年(1970年)、大阪府で開催された万国博覧会(EXPO70)は、その会場の位置する北摂(大阪府北部にある池田、茨木、吹田、摂津、高槻、豊中、箕面の7市と島本、豊能、能勢の3町のあたりとされる)に暮らす何人もの小中学生を万…Read More

高効率なガスタービン開発への貢献に至る道のり

No.1268, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1268-33/

この度は「高効率で広作動域を有する発電用ガスタービン圧縮機の開発」というテーマで日本機械学会奨励賞(技術)を受賞したことに際し、執筆の機会をいただきました。これまで流体工学やターボ機械に携わってきた経験を振り返りつつ、研究テーマへの想いや今後の目標について紹介させていただければと…Read More

第7回 日本人技術者が苦手な「コンセンサス」

No.1268, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1268-34/

はじめに 「コンセンサス(consensus)」を説明する前に、一般人にもよく知られる単語がある。さらに、その一般人の中でも虚弱体質の人や高齢者なら、ほぼ全員が知っているだろう単語が「インフォームドコンセント(informed consent)」である。 なぜ、虚弱体質の人や高齢…Read More

超高速FFF 式 3D プリンター「G-ZERO」

No.1268, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1268-38/

高速3DプリントによりモノづくりのPDCAサイクルを加速 多品種材料で用途に合わせたモノづくりに (株)グーテンベルク 図1 超高速FFF式 3Dプリンター「G-ZERO」 概要 従来機の最大10倍速を実現した高速3Dプリンター 本製品(図1)は、プラスチックの熱溶解積層法(Fu…Read More

高次元のデータ解析で振動モードを分解する

No.1268, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1268-40/

2022年度日本機械学会賞(論文)受賞 ベイジアンCP分解を用いた劣決定系の実稼働モード解析 富田直,神保智彦 日本機械学会論文集, 2021, 87巻, 899号, p .21-00134. DOI: 10.1299/transjsme.21-00134 振動モード解析 本論文…Read More

世界最薄0.04mmの一方向性炭素繊維シート

No.1267, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1267-44/

木材の割裂を防止し木造インフラの安全性向上に大きく貢献 デザインアンドイノベーション(株) 図1 世界最薄0.04mmの炭素繊維シート 概要 薄さ0.04mmの世界最薄の炭素繊維フィルム 木造建築物の大地震による崩壊は、極めて割れが生じやすい材料である木材の接合部が破壊されること…Read More

論文アクセスランキング 日本機械学会学術誌(和文) 年間アクセス数トップ10

No.1267, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1267-46/

編修理事会 日本機械学会学術誌 (和文) 年間アクセス数トップ10 (2023年1月~2023年12月の期間で集計) 論文アクセスランキングは、J-STAGEが毎月作成するアクセス統計データを集計し、作成したランキングで、集計の対象は書誌事項へのアクセスです。書誌事項とはタイトル…Read More

第6回 油圧・空気圧の過去・現在・未来

No.1267, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1267-38/

油圧・空気圧を取り巻く環境 油圧・空気圧の現状 油圧・空気圧技術は、60年代において、産業のオートメーション化の一翼となり、その高機能・高生産性に多大なる貢献をなした一分野である。そして、油圧・空気圧技術は、自動化機器、航空機、建設機械に多く利用されてきたが、SDGsへの取組みか…Read More

第6回 面接や設計審査で必須の「3秒ルール」

No.1267, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1267-40/

はじめに 筆者が、かねてから悩んでいることが二つある。 その一つ目は、設計コンサルタントとして、徹底した競合機分析から「競合機潰し屋」として名を馳せる当事務所ではあるが、ときたま、憂鬱になるときがある。それは、高校や大学での同窓会、その近況報告である。進学校ゆえ、仲間たちの開発秘…Read More

第5回 「金属工学科」の消滅と「金属工学」の進展、学びの課題

No.1266, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1266-44/

はじめに 金属工学科の消滅といささか刺激的な題名とした。ご存じだろうか、今の日本の大学において金属工学科の名称は存在していない。「金属」の名を冠する学科もほぼない。東北大学には、金属材料研究所、金属フロンティア工学科があるが、国立研究所であった金属材料技術研究所も無機材質研究所と…Read More

第5回 彼女いない歴35年を克服する技術者向けPDPC法

No.1266, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1266-46/

はじめに 「技術者向けコミュニケーション7つ道具」の一つひとつを伝授してやっと半数に辿りついた、その四つ目の道具である。 少し前を振り返れば、第3回目の「6W2H」、第4回目の比喩(ひゆ)では、ある共通の単語が記載されていたことに気づいたであろうか? それは「義務教育」である。筆…Read More

消防ロボットチーム! その名はスクラムフォース

No.1266, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1266-50/

2022年度学会賞(技術) 「石油コンビナート等の大規模火災に対応可能な消防ロボットシステム」 消防ロボットシステムの誕生 2011年の東日本大震災では、千葉県市原市のLPGタンクが爆発炎上した。地震が多発する日本では、今後も巨大地震による石油コンビナート火災が発生する可能性があ…Read More

機械工学科で学んだ企業の研究者として

No.1266, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1266-52/

機械工学科で学んだこと 私が九州大学工学部機械工学科で学んだのは1970年代後半になる。今は福岡市西部の糸島という若者にも人気の地区にあるが、当時は福岡市東部の箱崎という住宅地にあり、一歩キャンパスを出れば定食屋、喫茶店、下宿屋などがあった。そのような環境で、機械工学科の講義とし…Read More

第4回 化学工学は「絶滅危惧学科」か

No.1265, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1265-32/

化学工学と化学工学科の歴史 時代とともに大きく変遷してきた 本シリーズのテーマは「絶滅危惧科目」であるが「絶滅危惧学科」という語もあり、「絶滅危惧学科」が論じられる際には必ずと言っていいほど化学工学について言及される。そこで、本稿ではまず化学工学・化学工学科の歴史をたどり、その変…Read More

第4回 比喩(ひゆ)は技術者専用のコミュニケーション道具

No.1265, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1265-34/

はじめに 前回の第3回目では、「技術者向けコミュニケーション7つ道具」の存在と、その内の一道具として「6W2H」を伝授した。小学校や中学校における義務教育で習った「5W1H」が一般常識となっているが、「6W2H」は、かつて、商標登録した当事務所のオリジナルである。 またこれは、コ…Read More

サーフェス形状探索システム「ORIFACE」

No.1265, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1265-38/

「折り工学」を用いた機能と製造を考慮したサーフェス形状の最適化 (株)OUTSENSE 概要 折り工学を用いた新しい形状探索システムの実現 当社が開発した「ORIFACE」は、数ある折りパターンの中から要求に合うモノの表面構造(サーフェス形状)を探索するシステムである。本システム…Read More