最新号 2月 (No.1275)

キーワード: 連載・通常

ロケット用ターボポンプの自励振動問題

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-34/

2022年度日本機械学会賞(論文)受賞 バランスピストン機構の軸方向安定性に関する実験的研究 平木 博道,井上 剛志,藪井 将太 日本機械学会論文集, 2019, 85巻, 876号, p .19-0018753. DOI: 10.1299/transjsme.19-00187 …Read More

第8回 機素潤滑設計

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-36/

機素潤滑設計部門は、「機械設計」、「機械要素」、「アクチュエータシステム」、「トライボロジー」の4つの技術・研究分野から構成された部門である。本稿では、「アクチュエータシステム」分野の技術ロードマップを取り上げた「技術ロードマップから見る2030年の社会」(1)のレビューに加え、…Read More

開発現場から研究へ ―積層すること山の如し―

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-41/

この度は日本機械学会奨励賞(研究)をいただき、大変光栄に存じます。受賞に際して、寄稿の機会を頂戴しましたので、現在のキャリアに至る経緯、受賞した研究テーマを含む現在の研究についてご紹介させていただきます。

論文アクセスランキング 日本機械学会学術誌(和文) 年間アクセス数トップ10

No.1257, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1257-42/

(2022年1月~2022年12月の期間で集計) 論文アクセスランキングは、J-STAGEが毎月作成するアクセス統計データを集計し、作成したランキングで、集計の対象は書誌事項へのアクセスです。書誌事項とはタイトル、著者名、キーワード、アブストラクトなどが記載されている、デジタルオ…Read More

第7回 離散時間表現と z 変換:デジタル制御系への実装

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-36/

1 離散時間システム デジタル制御系においては、コンピュータがある時間間隔ごと(たとえば数百~数千分の1秒ごと)にセンサ情報を取得し、それをもとに演算を行い、その結果をアクチュエータへの指令値として送信する。このようなシステムを離散時間システムと呼び、その時間間隔をステップ時間あ…Read More

第7回 失敗学の宗旨替え
失敗のナレッジマネジメントから、違和感起点の仮説生成へと転身

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-38/

  20年目の「失敗学」に漂った衰退の影 2020年4月からコロナ禍に突入し、筆者は自宅から毎日、オンラインで講義・会議・研究指導を行った。同様に「失敗学」も対面の“辻説法”ができなくなった。失敗学が“開宗”した2000年から20年もの間、副業の講演会は常に年当たり数十…Read More

第7回 機械力学・計測制御

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-42/

趣旨 機械力学・計測制御部門は、機械力学、計測技術および制御を軸に、それらに関連する信号処理技術や設計技術などを対象領域とする部門であり、部門内に留まらず他領域とも連携しながら基礎理論から産業応用技術まで非常に広範な領域において活動を行っている。当部門では2007年以降、技術ロー…Read More

第6回 エンジンシステム分野

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-44/

2016年公開ロードマップの振り返り この記事では2016年公開ロードマップ記事の振り返りを行うが、その当時からエンジンを取り巻く環境は大きく変化した。特に脱炭素に関しては、2015年末にパリ協定が採択されたが、2018年頃から1.5℃目標が検討されるようになり、日本国内でも20…Read More

第6回 古典制御における制御器設計

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-34/

  1 制御の目的 制御対象が \[Y(s)=P(s)(U(s)+D(s))\] (1) で与えられているものとする。ここで、$P(s)$は制御対象の伝達関数、$Y(s)=\mathcal{L}[y(t)]$は出力、$U(s)=\mathcal{L}[u(t)]$は入力…Read More

第6回 火消しよりも火の用心 事故時の英雄になるよりも、事前予防対策にエネルギを使おう

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-36/

過去の失敗知識は簡単に活用できる 学生はオープンAIのChatGPT(2022年11月公開)を上手く使っている。筆者は就職担当教員なので、3月からの就職活動を覗いてみた。すると、彼らは「志望動機を300字以内で書いてください」とChatGPTにエントリーシート用の作文を頼んでいた…Read More

第6回 動力エネルギーシステム分野

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-42/

エネルギーシステムの構成変化 2013年のエネルギーフローと比較 日本のエネルギーフローの現況として2020年版を図1に示す(1)。一年間に供給された一次エネルギー総供給量(TPES:Total Primary Energy Supply)は17.4 EJ(LHVベース)となり、…Read More

第5回 極、零点、安定性

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-36/

1 閉ループ伝達関数の零点と極 線形時不変システムの安定性を判別する上で、図5.1の閉ループ伝達関数 \[\frac{G(s)}{1+G(s)H(s)}=\frac{a_0+a_1s+\cdots + a_ms^m}{b_0+b_1s+\cdots + b_ns^n}\] (1)…Read More

第5回 人災か?天災か?どちらにせよ、技術者ならば責任追及よりも再発防止を目指せ

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-38/

ジャーナリストの興味は「人災か?天災か?」だけ 筆者は東日本大震災(2011年)の後、多くのジャーナリストからインタビューを受けた。そこで必ず最初に聞かれたことは、「この事故は人災ですか? 天災ですか?」である。 人災だと認定されたら、彼らは犯人捜しと責任追及を始める。そうすると…Read More

第5回 カーボンニュートラルに向けた熱工学の取組み

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-42/

熱工学部門における技術分野 熱工学部門は、伝熱、燃焼、熱物性の三つの広い領域をカバーしている部門であり、研究者・技術者はそれぞれの領域と対応する専門学会とも密な連携をしながら議論を進めている。例えば日本伝熱学会では、学術・社会的な貢献が大きな課題をピックアップし、特定推進研究課題…Read More

第4回 周波数応答

No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-32/

1 ゲイン、位相、ベクトル軌跡 線形時不変システムの入出力特性を解析する際に周波数応答が有用である。入力を$u$、出力を$y$、伝達関数を$G(s)$とするシステム \[\mathcal{L}[y]=G(s)\mathcal{L}[u]\] (1) へ正弦波 \[u=\sin(\…Read More