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第3回 機械産業の国際競争力の現状と推移

No.1240, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1240-48/

日本の機械産業の国際競争力は強く貿易黒字の多くを占める。しかしその機械産業・商品も中身を見ると個々の機械産業の国際競争力が万遍なく強いという訳ではなく、強い産業・商品、弱い産業・商品が混在している。機械産業の国際競争力の現状および推移を見ることにより、その実態を探る。 機械産業の…Read More

自然な「ながれ」に身をゆだねて

No.1240, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1240-52/

はじめに 令和3年(2021年)4月22日の定時社員総会にて、名誉員として承認されたとの報告を受けた。まことに光栄であり、ご関係者に深く感謝御礼申し上げる次第である。 私は一大学教員として教育・研究に携わってきたが、この小欄をお借りして、日頃私自身が研究室運営にて心がけて来たこと…Read More

第2回 静止流体の力学(1)

No.1239, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1239-38/

2.1 静止流体中の圧力 流体中には,第1回で扱った粘性応力の他に,圧力が作用している.第2回と第3回では流体中に作用する圧力の性質を理解するため,静止した流体を考える.流体が静止している場合には,粘性応力は働かないので圧力のみを考えればよい.圧力の性質として,以下の3つがある.…Read More

第2回 日本のものづくりの衰退

No.1239, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1239-40/

ものづくりの定義 「ものづくり」を文献(1)にしたがって、「設計の流れによって、顧客満足・企業利益・雇用確保を実現するための企業・産業・現場活動」と定義する。業態は大企業・中小零細企業のすべてを含む。例えば、自動車・電気電子機器・機械工業・鉄鋼を含む素材産業、などである。ただし、…Read More

第2回 機械産業のGDP、雇用に占める位置

No.1239, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1239-44/

機械産業はGDP(国内総生産)の9%を稼ぎ、就業者では6%を占める。意外に構成比が小さいとの印象を持たれる人が多いかと思うが、産業構造のサービス化(第3次産業化)の中で製造業の構成比は低下し2割にとどまっているのが実情だ。しかし、機械産業はGDPの構成比が就業者でみた構成比の1.…Read More

地球環境を守れ! 焼却炉の排ガス処理を革新 (株)プランテック

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-38/

ー日本機械学会優秀製品賞受賞製品の開発物語ー 2020年度優秀製品賞「乾式反応集じん装置」(株)プランテック 創業者の予見 廃棄物焼却炉で発生する排ガスには、ダストの他にHClやSOXなどの酸性ガス、水銀などの重金属類、ダイオキシン類などが含まれているため、大気中に放出する前に除…Read More

第1回 限りなく続く国力の衰退

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-40/

国力の衰退 高坂正堯が40年前に執筆した『文明が衰亡するとき』(1)に「ヴヱネツィアは、かつて地中海を支配する大強国であったが、最後はナポレオンの脅迫の前にあっさり屈して18世紀末に国が消滅した。16世紀以降、階級が固定し、貴族階級が国を支配するようになるが、その貴族が結婚しなく…Read More

第1回 機械産業はどれだけ貿易黒字を稼いでいるか

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-44/

日本の自動車、鉄鋼や工作機械の国際競争力は強く、多額の貿易黒字を稼いでいる。特に機械産業の国際競争力は強く日本の貿易黒字の多くを占めている。しかしその機械産業と言っても中身を見ると個々の産業・商品の国際競争力が万遍なく強いという訳ではなく、強い産業・商品、弱い産業・商品が混在して…Read More

デジタル技術による設計と生産の有機的統合化を目指して

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-46/

2020年度日本機械学会賞(論文) 「幾何学的特徴量に対する偏微分方程式系に基づく幾何学的特徴制約付きトポロジー最適(積層造形における幾何学的特異点を考慮したオーバーハング制約法)」 山田 崇恭, 正宗 淳, 寺本 央, 長谷部 高広, 黒田 紘敏 DOI: 10.1299/tr…Read More

第1回 流体の性質

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-36/

本連載にあたって 機械工学に携わる技術者にとって「材料力学,機械力学,熱力学,流体力学」の4力学は,必須の重要な学問分野である.大学や高等専門学校等の機械工学教育プログラムで扱う学問領域の多様化によりこれらに割り振られる時間は減少傾向にあり,初学者が学びやすい教科書への要望が高ま…Read More

第12回(最終回) 回転機械の力学

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-32/

1. はじめに 本稿では,回転部分を有する機械の力学について説明する. 2. 不釣り合い力と釣り合わせ 軸受で支持された回転体(ロータと呼ばれる)の回転軸の中心と重心は,加工・組立誤差のため一般には一致しない.一例として,図12.1に示す軸の弾性変形が無視できるロータ(剛性ロータ…Read More

第12回 ブルドーザ式対人地雷除去機の開発

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-34/

技術開発の経験を語る   開発の背景・目的 20世紀、世界の紛争地域でさまざまな対人地雷が多用され、取り残された地雷は多い。しかしこの地雷の除去は依然人手によるものが主で大変危険な上、莫大な時間を要し復興の大きな障害となっている。機械化による安全確保そして効率の向上が強…Read More

コロナ禍のインターンシップ・採用活動

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-38/

Withコロナのノウハウ-採用活動編-   採用活動への影響 2020年からの新型コロナウイルス感染症拡大により、採用活動においても、試行錯誤をしながら進めることとなった。採用活動やインターンシップにおける感染症対応を通じて、「交流」や「働くイメージを伝える」ことを意識…Read More

繊細なMEMSセンサをエンジンへ

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-40/

  「エンジン用隣接三点MEMS熱流束センサの開発」 出島 一仁, 中別府 修, 中村 優斗, 土屋 智洋, 長坂 圭輔, 樋口 雅晃 DOI: 10.1299/transjsme.18-00245 このたびは日本機械学会賞(論文)に選出いただき、大変光栄に存じます。受…Read More

後輩よ、工学の論文を書こう!機械工学は永遠であれ!

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-41/

つぶしが効く機械工学エンジニアを育てよう! 高校の教諭からは機械工学科を卒業すると、機械エンジニアになれ、食うに困らないといわれた。大学教授からは、機械エンジニアはつぶしが効くので、就職には困らないと言われた。筆者は、大学院博士課程に進学し、企業に就職することなく、そのまま大学に…Read More