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2018/7 Vol.121

【表紙の絵】
みんな健康マシン
袴田 怜知 くん(当時8歳)

この機械の名前は「エンストターミル」。どんな病気やケガでも必ず治します。スーパーコンピューター50台分の性能があり、原因不明の病気でも情報を入力すると、正確に原因と治療法を診断してくれます。レーザー、薬剤、その他様々な物質を放出して、病気やケガを完治させます。
みんなが絶対に健康になれるマシンです。

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編集後記

編集後記

「人の健康に責任を持つ医者と、人工物の安全に責任を持つ技術者は、対象こそ違え社会に対する責任の重さに違いはない。」これは、本会の会長であった大橋秀雄先生の言です。そして、その技術者という職業の魅力が伝わらない理由の一つとして、医師、看護師と職能別に資格がある医療従事者に対し、技術者の資格が明確でないことを挙げられていました。

わが国にも技術士がありますが、取得平均年齢が40代と、若い技術者にとって身近な制度とはいえず、世界的な技術者資格制度からも取り残される懸念があると言われています。そのような状況の中で、本会独自の資格制度である計算力学技術者認定事業が、試験開始から15年経ったということの意義は大変大きいと思います。この分野で果たしてきた役割は大きく、今後も重要度が増していくことが期待されています。

本号特集の中で、事業立ち上げ時のご苦労なども綴られています。ご尽力いただいた関係者の皆さんに心より敬意を表します。(YK)

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