日本機械学会サイト

目次に戻る

2019/8 Vol.122

【表紙の絵】
れいにーうぉーくのぱたぱた
長谷川 遥 さん(当時6 歳)

雨の日にブルーになる気分や、ストレスで落ち込む現代の人たちの気分をいやしてくれるとっても自然のいいかおりのするスプレーをまきながらぱたぱた飛びながら空中散歩する人間をハッピーにする未来のマシーン

バックナンバー

特集 2019年度 年次大会

新しい時代の年次大会を目指して

渋谷 嗣(秋田大学)

『まんず、あべ! 機械学会さ! −秋田に集うしったげおもしぇ技術−』

大会委員長挨拶

2019年度日本機械学会年次大会

大会テーマ

「サスティナビリティ」

「AI社会の機械工学」

「少子高齢化・人手不足を支えるテクノロジー」

 

2019年度の日本機械学会年次大会は9月8日(日)から11日(水)まで、秋田大学 手形キャンパスで開催されます。新しい時代に、新しい形の年次大会を実施します。

さて、この年次大会の大会テーマに込めた想いは、人類の持続的な幸福を願う「サスティナビリティ」、新しい機械工学の技術展開として「AI社会の機械工学」、そして、現代日本が直面している問題解決に必要な「少子高齢化・人手不足を支えるテクノロジー」に関して、部門や専門の垣根を越えた議論や会員相互の融合を期待するものです。

これまで、日本機械学会において年次大会検討委員会を中心として、年次大会を会員にとって魅力ある大会に変えるための検討がなされてきました。2019年度は、その検討を具体化する最初の年次大会になります。

具体的には、部門融合のオーガナイズドセッションを拡大すること、学生の発表はポスターセッションに集約することです。次に、魅力度の向上、事前PRの徹底として、会誌2018年11月号から秋田の魅力をシリーズでお伝えしてきました。そして、運営の効率化、利便性の向上です。秋田大学は典型的な地方国立大学ですが、実行委員会では運営の効率化に努めて、コンパクトなキャンパスで年次大会を実施可能にし、参加する会員の皆様の利便性を高めることを目指しています。

このような新しい形の年次大会の実施は、現地の実行委員会にとっても挑戦です。

会場の秋田大学 手形キャンパス(図1)は、秋田新幹線の停まるJR秋田駅の東口から北に約1.3km(徒歩約15分)に位置します。駅周辺のホテルに宿泊すると、会場までは散歩をかねて、ゆったりとした時間を過ごすことができると思います。また、秋田大学から徒歩30分程度で秋田市中心部に行くことができます。地方都市ですが、利便性の高い会場となっています。

今年度の年次大会の最も大きな特徴は、学生の発表が原則としてポスター発表であることです。ポスター発表における対面式の討論では、質問時間に制限されない深い議論や、次の時代を担う学生の成長に資することを願います。ポスター発表の時間を比較的自由な時間として利用し、会員の皆さん相互の意見交換ができるように、余裕を持った時間設定をしています。

充実した討論や部門の垣根を越えた議論、会員の交流により、年次大会から機械工学に関するイノベーションの芽が多く生まれることを期待しています。

図1 秋田大学手形キャンパス正門

年次大会ホームページ

最新情報はホームページでご確認ください。

https://www.jsme.or.jp/conference/nenji2019/

 


2019年度年次大会 大会委員長

<フェロー>

渋谷 嗣

◎秋田大学 大学院理工学研究科 システムデザイン工学専攻・機械工学コース 教授

◎専門:固体力学、複合材料の力学、精密機器設計など

キーワード: