ドローンの社会実装の次なるステージ
空の交通ルールをつくる ― UTM(運航管理システム)とドローン航路の開発・制度化 ―
ドローンが拓く新しい空、それを支えるUTM
目視外・高密度運航時代に不可欠な情報共有基盤
ドローンの利活用が進んでいる。農薬散布や測量、点検といった分野では、管理された土地の上空での利用が広がり、物流や警備、巡視といった分野でも長距離飛行の実証が全国各地で進められている。将来、多数のドローンを安心・安全に高密度で運航するためには、運航者に対して安全な飛行に必要な情報を提供し、飛行計画を管理し、飛行状況を把握する仕組みが不可欠となる。この役割を担うのが、ドローン運航管理システム(UAS Traffic Management、以下UTM)である。
UTMの機能構造については、国際標準化機構(ISO)において筆者がプロジェクトリーダを務め、世界のドローン分野のエキスパートとの議論を経て、国際規格として取りまとめた(1)。UTMの機能は大きく、空域情報管理・飛行計画管理・位置情報管理・情報提供・登録管理・報告作成の6つに整理される(図1)(2)。これにより、世界各国が共通の言葉でUTMを議論できる基盤が整った。

図1 UTMの機能構造(NEDOプレスリリースより)
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キーワード:ドローンの社会実装の次なるステージ
装置製作:高山芳の
(多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻 統合デザイン領域 在籍)
金属・磁石・モーターなどの単純なメカニズムを用いた装置は、重力や摩擦を受け入れながら、ある行為を繰り返します。その姿は、私たちが呼吸し、脈を打ちながら生きていることを思い出させます。本誌では、学部の卒業制作である 10 体の装置〈脈拍〉を中心に、全 12 体の作品を紹介します。