キーワード: 名誉員から一言

栄えあるご推挙をありがたく

No.1247, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1247-43/

会員番号からすると、私が学部の3年生のときに入会したことになる。特段向学心が旺盛であったわけでもなく、大学院への進学など考え及びもしなかった私がなぜ会員にさせてもらったのか、いまとなってはなぞである。ただ、ひょんなことから大学院に進学し、かつ別の大学院の博士課程にまでお世話になり…Read More

これまでを振り返って

No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-47/

先達との出会い 2022年4月の定時社員総会で名誉員に推薦・了承されたとの報告を受けた。大変光栄なことで、誠に有り難く感謝申し上げる。理事会や部門でご一緒させて頂いた諸先生方や、お世話になった学会職員の方々にこの紙面をお借りして心より御礼申し上げる。 日本機械学会には永年に渡って…Read More

コロナ渦のコミュニケーションと学会活動

No.1245, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1245-43/

すべてが止まってしまった! 2020年の年明けから始まったコロナ禍は2年を過ぎても終息しない。当初は街角から人が消え、旅行もままならず、自宅での軟禁を余儀なくされた。最近では、人々も多少慣れてきたのか、あるいは感染してもしょうがないと諦めたのか、社会活動も徐々に復活してきたように…Read More

若者よ、学会に入れ!

No.1244, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1244-43/

本会との縁 錚々たるメンバーと同じ「名誉員」という称号を授かることに大いなる気恥ずかしさを覚えるとともに日本機械学会(以下、本会)との「縁」を強く感じる。 40年前、私が本会に入会した動機は講演会での発表のためである。入社間もないころに携わった水力機械の事故原因を一般化したものを…Read More

自然な「ながれ」に身をゆだねて

No.1240, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1240-52/

はじめに 令和3年(2021年)4月22日の定時社員総会にて、名誉員として承認されたとの報告を受けた。まことに光栄であり、ご関係者に深く感謝御礼申し上げる次第である。 私は一大学教員として教育・研究に携わってきたが、この小欄をお借りして、日頃私自身が研究室運営にて心がけて来たこと…Read More

後輩よ、工学の論文を書こう!機械工学は永遠であれ!

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-41/

つぶしが効く機械工学エンジニアを育てよう! 高校の教諭からは機械工学科を卒業すると、機械エンジニアになれ、食うに困らないといわれた。大学教授からは、機械エンジニアはつぶしが効くので、就職には困らないと言われた。筆者は、大学院博士課程に進学し、企業に就職することなく、そのまま大学に…Read More

生物はアイデアの宝庫

No.1236, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1236-56/

2021年4月の定時社員総会で名誉員に推薦され了承されたとの報告を受けました。大変光栄なことで、誠に有り難うございます。部門や支部でご一緒させて頂いた諸先生方、また、度々さまざまな委員会などでお世話になった学会職員の方々に心よりお礼申し上げます。 私は、大学教員として40年間、教…Read More

名誉員になるまでの半生と縁を省みて-雑感

No.1235, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1235-48/

技術者と研究者の狭間で 機械工学で偉業を成し遂げた先生方の名前が立ち並ぶ名誉員のリストを見ながら、私には最も縁がないものと思っていた。思いも寄らず名誉員推挙の連絡をいただいた。 生まれ育った生家から30km程南に過酷事故を起こした福島第一原子力発電所が在る。1号機が運開した頃、原…Read More

エンジニアへの第一歩 エンジニア塾から

No.1234, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1234-54/

はじめに 2021年に名誉員に御推挙頂きましたこと、大変光栄に存じ、関係者の皆様へお礼申し上げる次第である。 私が卒業した電気通信大学機械工学科は1960年発足、私が入学した1969年は、大学は紛争中で入試もロックアウト状況の厳戒体制下で行われた。 祖父、父が共に技術系出身であっ…Read More

責任ある工学=機械工学に誇りとトップランナー意識を

No.1233, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1233-48/

この度、身に余る「機械学会名誉員」の称号を拝命した。これを機に日頃考えている機械工学が果たすべき役割の一側面を述べてみたい。 私が「科学技術」ならぬ「技術科学」を志向し、「技学」を建学の精神とする長岡技術科学大学に着任したのは昭和55年10月だった。修士を修了し1.5ヵ年の企業経…Read More

希代の名著「万葉人の技術」を後世に

No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-42/

「名誉員から一言」より「名誉員への一念」として 2021年4月22日の定時社員総会で名誉員に推挙いただいた。たいへん光栄なことではあるが、本会会員なら誰もがご存じの名誉員─例えば土光敏夫氏や島秀雄氏や幾多の大先生方に比すべくもなく、畏れ多い限りである。本コラムへの寄稿自体は有難い…Read More

Route 66

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-44/

4月16日、日本機械学会の定時社員総会で名誉員に推薦され、名誉員章を授与されるはずでしたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のために授与式が中止となりました。この日は私の66歳の誕生日でもあったのです。

ものづくりと製品の信頼性

No.1221, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1221-37/

2020年4月の定時社員総会で名誉員に推薦され決まったとの報告を受けました。誠にありがとうございます。部門や支部でご一緒した先生方、また、学会の職員の方々に御礼申し上げます。 執筆中の現在、新型コロナウィルスの影響でオリンピックまでもが延期になり、これまで、欧米、そして日本が中心…Read More

日本にしかできない自然と共生する仕組みづくり

No.1219, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1219-48/

45年前  西暦1975年、私は二十歳の大学3年生。機械工学の専門科目を学び始めた。実習でプレスを使って瓶の蓋となる王冠を作って感心したり、アセチレンガスで鉄板を切断した際仲間の鼻の穴周りが真黒で笑いあったり、電気溶接で高電圧をかけた鉄板に溶接棒がくっつくのにびびったりした。当時…Read More

ある材料強度技術者の半生と反省

No.1217, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1217-48/

機械工学との関わりは機械工学科への配属に始まり、半世紀近くが経ちます。ここでは、特に材料力学の視点から取組みを振り返ってみようと思います。 今では技術も細分化され習得すべき技術の種類も多くなり(過ぎ?)、学生や教員も苦労されていると思います。私たちの学生時代には材料力学だと、材料…Read More

誰が地球温暖化を止められるのだろう?

No.1216, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1216-46/

現在の状況 30年以上前から地球温暖化に関する警鐘が鳴らされはじめ、最近では2050年までに炭酸ガス排出を現在と比べて80%以上削減しなければ、地球環境は大変なことになると言われている。そのために2015年12月に炭酸ガス削減を世界的に進めることを目指した画期的なパリ協定が採択さ…Read More

世界を見渡し未来を見よう

No.1215, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1215-50/

断捨離中の妻が、学生時代の手帳を発掘してくれた。JSMEへの入会は、学部3年の時であった。手帳には、学生会・幹事校会や、見学会の予定が記入されている。「卒業研究発表会」に際し、真っ赤に朱入れされた予稿集原稿と、発表の猛特訓を受けた記憶は、研究者としての原点である。その後入会したタ…Read More

「ものづくり」について思うこと

No.1214, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1214-54/

私は大学において教育、研究に40年の間携わってきた。大学の世界だけしか知らない私であるが、「ものづくり」に関して大学の研究者、教育者の立場で思ったことについて一言述べたい。 専門分野を活かした「ものづくり」 工学とは、自然科学を応用して「ものづくり」の技術を発展させる学問分野であ…Read More

改めて思う若手人材育成の在り方

No.1213, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1213-51/

思い出物の整理をしていて気になったこと 小生は、2019年3月末に東大を定年退職し、最終講義の終わった3月中頃から5月の連休までの間を長年使わせて頂いた教授室の片づけで過ごしました。学期始めなので、元々、研究室で過ごしている学生は少ない時期ですが、以前と比べて、キャンパスに活気が…Read More

「火を使う時代の終わり?」−若き技術者へのエール−

No.1212, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1212-47/

はじめに 地球温暖化を1.5℃以内に抑えるために、二酸化炭素排出量を2050年にはゼロとする国際目標がつくられている(1)。それは一般市民が「火を使う時代の終わり」のきっかけになるのかもしれない。いずれにしても、化石燃料を燃やすことのない、新たなエネルギー利用社会を創造する、若い…Read More