最新号 9月 (No.1234)

キーワード: 名誉員から一言

エンジニアへの第一歩 エンジニア塾から

No.1234, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1234-54/

はじめに 2021年に名誉員に御推挙頂きましたこと、大変光栄に存じ、関係者の皆様へお礼申し上げる次第である。 私が卒業した電気通信大学機械工学科は1960年発足、私が入学した1969年は、大学は紛争中で入試もロックアウト状況の厳戒体制下で行われた。 祖父、父が共に技術系出身であっ…Read More

責任ある工学=機械工学に誇りとトップランナー意識を

No.1233, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1233-48/

この度、身に余る「機械学会名誉員」の称号を拝命した。これを機に日頃考えている機械工学が果たすべき役割の一側面を述べてみたい。 私が「科学技術」ならぬ「技術科学」を志向し、「技学」を建学の精神とする長岡技術科学大学に着任したのは昭和55年10月だった。修士を修了し1.5ヵ年の企業経…Read More

希代の名著「万葉人の技術」を後世に

No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-42/

「名誉員から一言」より「名誉員への一念」として 2021年4月22日の定時社員総会で名誉員に推挙いただいた。たいへん光栄なことではあるが、本会会員なら誰もがご存じの名誉員─例えば土光敏夫氏や島秀雄氏や幾多の大先生方に比すべくもなく、畏れ多い限りである。本コラムへの寄稿自体は有難い…Read More

Route 66

No.1222, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1222-44/

4月16日、日本機械学会の定時社員総会で名誉員に推薦され、名誉員章を授与されるはずでしたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のために授与式が中止となりました。この日は私の66歳の誕生日でもあったのです。

ものづくりと製品の信頼性

No.1221, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1221-37/

2020年4月の定時社員総会で名誉員に推薦され決まったとの報告を受けました。誠にありがとうございます。部門や支部でご一緒した先生方、また、学会の職員の方々に御礼申し上げます。 執筆中の現在、新型コロナウィルスの影響でオリンピックまでもが延期になり、これまで、欧米、そして日本が中心…Read More

日本にしかできない自然と共生する仕組みづくり

No.1219, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1219-48/

45年前  西暦1975年、私は二十歳の大学3年生。機械工学の専門科目を学び始めた。実習でプレスを使って瓶の蓋となる王冠を作って感心したり、アセチレンガスで鉄板を切断した際仲間の鼻の穴周りが真黒で笑いあったり、電気溶接で高電圧をかけた鉄板に溶接棒がくっつくのにびびったりした。当時…Read More

ある材料強度技術者の半生と反省

No.1217, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1217-48/

機械工学との関わりは機械工学科への配属に始まり、半世紀近くが経ちます。ここでは、特に材料力学の視点から取組みを振り返ってみようと思います。 今では技術も細分化され習得すべき技術の種類も多くなり(過ぎ?)、学生や教員も苦労されていると思います。私たちの学生時代には材料力学だと、材料…Read More

誰が地球温暖化を止められるのだろう?

No.1216, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1216-46/

現在の状況 30年以上前から地球温暖化に関する警鐘が鳴らされはじめ、最近では2050年までに炭酸ガス排出を現在と比べて80%以上削減しなければ、地球環境は大変なことになると言われている。そのために2015年12月に炭酸ガス削減を世界的に進めることを目指した画期的なパリ協定が採択さ…Read More

世界を見渡し未来を見よう

No.1215, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1215-50/

断捨離中の妻が、学生時代の手帳を発掘してくれた。JSMEへの入会は、学部3年の時であった。手帳には、学生会・幹事校会や、見学会の予定が記入されている。「卒業研究発表会」に際し、真っ赤に朱入れされた予稿集原稿と、発表の猛特訓を受けた記憶は、研究者としての原点である。その後入会したタ…Read More

「ものづくり」について思うこと

No.1214, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1214-54/

私は大学において教育、研究に40年の間携わってきた。大学の世界だけしか知らない私であるが、「ものづくり」に関して大学の研究者、教育者の立場で思ったことについて一言述べたい。 専門分野を活かした「ものづくり」 工学とは、自然科学を応用して「ものづくり」の技術を発展させる学問分野であ…Read More

改めて思う若手人材育成の在り方

No.1213, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1213-51/

思い出物の整理をしていて気になったこと 小生は、2019年3月末に東大を定年退職し、最終講義の終わった3月中頃から5月の連休までの間を長年使わせて頂いた教授室の片づけで過ごしました。学期始めなので、元々、研究室で過ごしている学生は少ない時期ですが、以前と比べて、キャンパスに活気が…Read More

「火を使う時代の終わり?」−若き技術者へのエール−

No.1212, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1212-47/

はじめに 地球温暖化を1.5℃以内に抑えるために、二酸化炭素排出量を2050年にはゼロとする国際目標がつくられている(1)。それは一般市民が「火を使う時代の終わり」のきっかけになるのかもしれない。いずれにしても、化石燃料を燃やすことのない、新たなエネルギー利用社会を創造する、若い…Read More

繋がる

No.1211, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1211-49/

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチの中に、「点と点をつなぐ」という話が出てくる。ジョブズは大学に通ったものの、やりたいことが見つからず、興味の赴くままにカリグラフィの講義を聴講した。その時には何かの役に立つとは考えもしなかったが…Read More

研究から学んだこと

No.1210, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1210-41/

測定器を自分で作る(1) 私の博士学位論文は、「乱流平板境界層拡散火炎の安定と構造に関する研究」と題する実験研究です。この研究は、当時最新の流体流速測定法であったレーザドップラー流速計(LDV)を用いて、燃焼場での速度測定を行ったものでした。LDVは当時大変高価であり、大学院生で…Read More

今を一生懸命に

No.1209, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1209-49/

本会の会員になったのは30歳になった頃である。普通は各大学の機械工学科を卒業するまでには学生会員になって、その後は正会員として継続していると思う。筆者の場合は精密機械工学科の卒業であり、大学院に進学すると同時に精密工学会に入会し、地方国立大学の機械工学科に採用されるまで精密工学会…Read More

工学における創造性 その2 -弁証法的パラダイムシフト-

No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-50/

創造性 1995年に科学技術創造立国に向けて科学技術基本法が制定された。その中に以下の言葉がある(抜粋)。「自ら未開の科学技術分野に挑戦し、創造性を最大限に発揮し、未来を切り拓いていかなければならない…」。この創造性の発現に向けて、科学はこの200年間に、そのパラダイムをシフトさ…Read More

工学における創造性 その1 -チンパンジーと鏡-

No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-51/

はじめに 春の夜には、大学の本館前の月に映えた桜の老木を眺めながら帰宅するのを楽しみとしていた。退職間近のある日、「老桜を包む月明かり」と「月明かりが織りなす陰影」とが互いに絡み合ってハーモニーを奏でているのに出会い、「かげ(影・景)」という言葉には、通常の「黒い影」という意味に…Read More

企業の研究所と地方大学の経験から

No.1202, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1202-47/

若手研究者・技術者への教訓   オリンピックを目指す若者たちがいるように、科学技術の分野でもきらりと光る成果を目指す多くの若者がいる。自分の領域を確立することに努力し苦労している研究者・技術者の卵もいる。研究技術の方向性や仕事環境が不満で悩むこともあるだろう。筆者は、N…Read More

規格開発における機械学会の役割

No.1201, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1201-47/

名誉員という、身に余る立場に御推挙いただき、ここに一文を掲載する機会をいただいた。一言というと、私と機械学会との関わりの中で、最も印象に残り、また今後の機械学会の活動にも極めて重要と感ずる、規格開発活動について的を絞ってまとめたいと思う。