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2020/6 Vol.123

表紙の説明:これは、出力10万kWレヒートガスタービンの高圧圧縮機部分である。1978年から10年間、通商産業省工業技術院のムーンライト計画(省エネルギー技術研究開発)の中で開発されたもので、全長21mある。東京電力袖ケ浦発電所に設置して運転研究の結果、総合熱効率52%を得た。
[日本工業大学工業技術博物館]

表紙写真 北原 一宏

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名誉員から一言

日本にしかできない自然と共生する仕組みづくり

45年前  西暦1975年、私は二十歳の大学3年生。機械工学の専門科目を学び始めた。実習でプレスを使って瓶の蓋となる王冠を作って感心したり、アセチレンガスで鉄板を切断した際仲間の鼻の穴周りが真黒で笑いあったり、電気溶接で高電圧をかけた鉄板に溶接棒がくっつくのにびびったりした。当時の大先生たちは威厳を保つのに、簡単なこと(20年後に簡単だということが分かった)をいかにも難しく高度な知識であるかのごとく年数回の授業を行った。

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