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2021/9 Vol.124

機構模型

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

ハートカム

明治7(1874)年/真鍮、鉄、木製台座/H400, W300, D303(mm)/

東京大学総合研究博物館所蔵

「HEART CAM」の刻記あり。工部大学校を示す「IMPERIAL COLLEGE OF ENGINEERING. TOKEI. 1874」の金属プレート付。工科大学もしくは工学部の備品番号の木札があるが判読不能。

上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵

[東京大学総合研究博物館]

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日本工業大学は「実工学の理念」を建学の精神に掲げており、この理念にもとづく工学教育を実現するため、機械工学科では実験・実習を主体としたカリキュラムを構築している。当学科は、一学年200名の学生全員が、1年次から機械実工学教育センターにて、機械工作実習、機械設計製図および3次元CADを学習し、ものづくりの基礎を体得する。再履修者を含めると、毎年約240名が受講する。同センターは他学年・他学科の授業や卒業研究でも利用するので時間割の調整が必要で、機械工学科1年生の実習時間として2コマ(200分)の週2回を割り当てている。1のように履修者を4班(AαAβBαBβ)に分け、100分授業14週、春・秋学期の1年間で対応している。

表1 機械工学科1年生の実習カリキュラム(2021年度)

2020年度は、新型コロナウイルスの影響で春学期はすべて遠隔授業になり、実習の時間割を春秋で入れ替えて、秋学期に2コマ×週4回分で対面対応した。

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