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2026/5 Vol.129

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特集 未来社会を創る次世代技術の舞台裏~大阪・関西万博出展企業による挑戦と未来ビジョン~

未来農業を実現する汎用 プラットフォームロボットの紹介

坂野 倫祥・石川 淳一〔(株)クボタ〕

はじめに

(株)クボタ(以下「当社」)は1890年の創業以来、「食料・水・環境」に関わる社会課題の解決に取り組んできた。主要事業は、農業機械、建設機械、産業用エンジンに代表される機械事業に加え、パイプシステムやごみ処理設備などの水・環境事業である。2024年末時点では、世界120カ国以上で事業を展開し、海外売上比率は約80%に達している。

当社が大阪・関西万博(EXPO 2025)に出展した背景には二つの理由がある。

第一に、万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」や「私たち人類は、地球規模でのさまざまな課題に対して新たな価値観を生み出し、持続可能な未来を構築する」という考え方が、当社の「For Earth, For Life」、ブランドステートメントの「美しい地球環境を守りながら人々の豊かなくらしを、これからも支えていくこと。」、ミッションの「優れた製品・技術・サービスを通じ、これを実現していく。」という考え方と目指す方向性が一致しているからである。

第二に、「食と農の未来」を来場者とともに考える契機とするためである。当社は「プラネタリーコンシャスな農業」を掲げ、より持続可能で地球と人にやさしい農業の確立を目指している。

万博会場内の「未来の都市」パビリオンにおいて、当社は「食と農」の分野を担い、未来の世界の食と農業の姿を表現した。展示テーマに掲げる「未来につづく、地球と人にやさしいプラネタリーコンシャスな“食と農業”」の実現には、完全無人化、データを活用した精密農業をはじめとする環境負荷の低い新しい農法の確立が必要と考えている。その実現に向けたキーテクノロジーとして「汎用プラットフォームロボット」を展示した(図1)。本稿では、そのコンセプトモデルであるTYPE:VとTYPE:Sについて紹介する。

図1 クボタの展示ブース

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