特集 未来社会を創る次世代技術の舞台裏~大阪・関西万博出展企業による挑戦と未来ビジョン~
パビリオン「ノモの国」を支える ひとの理解と循環の技術
大阪・関西万博へのパビリオン「ノモの国」出展
パナソニックグループとして大阪・関西万博にパビリオン(図1)を出展することを決定してから約4年間にわたり、企画構想段階から開幕後の運営まで総合プロデューサーとして関わった。本稿では、主に万博で実装した技術面を中心に紹介する。

図1 コンセプトは「解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。」
パナソニックの創業者である松下幸之助は「天分を活かす」ことが個人の幸福と社会の繁栄につながるという信念を持っていた。
「誰でも、ひとの営みの循環と、自然の営みの循環の中で生かされている。だからこそ、自分の個性・感性を知り、思い込みや制約からその力を解き放つことで、世界を変化させる力を持っている」
というメッセージを、未来を担う子どもたちに届けようという思いでパビリオンを設計した(図2)。

図2 ノモの国の外観