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2026/7 Vol.129

装置製作:高山芳の
(多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻 統合デザイン領域 在籍)
金属・磁石・モーターなどの単純なメカニズムを用いた装置は、重力や摩擦を受け入れながら、ある行為を繰り返します。その姿は、私たちが呼吸し、脈を打ちながら生きていることを思い出させます。本誌では、学部の卒業制作である 10 体の装置〈脈拍〉を中心に、全 12 体の作品を紹介します。

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スケールシフト思考― 視点を変えると世界が変わる

第7回 組織論とリーダー論

岩渕 明(岩手大学)

人材育成において機械工学への期待の一つはシステム技術者の養成ということではないだろうか。機械は各要素の機能を統合して一つの機能を発揮するシステムであるからである。一方で社会は組織によって成り立つ。研究者も自分の関わる組織で何らかの役割を担当するようになる。研究室や学科、学部、大学の運営、あるいは研究プロジェクトや学会運営などである。システムで動く組織はそのシステムをいかに作るかで機械設計と基本的には同じである。そこで今回は話題を社会科学分野のテーマである組織やそのリーダーについて述べる。

▼組織の寿命

システムで動いている会社をマクロでとらえれば従業員はミクロ的存在(パーツ)であり、組織としての人体をマクロでとらえれば臓器や細胞がパーツとなる。企業や大学も組織であり、それはある種生き物である。前稿で指摘したように、人間を含むモノ(組織)には寿命があるので企業も免れない。20世紀の大手企業の盛衰は驚くばかりである。一般論として会社の寿命はせいぜい30年であろうと感じている。そうは言っても100年を超える企業も数多くある。寿命までの段階を人の寿命を参考に成長期、定常期、減衰期とすれば図1のようになるであろう。組織の活動度が減少すれば衰退する。結果として倒産もあれば、吸収合併などのM&Aもある。

図1 組織の寿命

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