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2026/7 Vol.129

装置製作:高山芳の
(多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻 統合デザイン領域 在籍)
金属・磁石・モーターなどの単純なメカニズムを用いた装置は、重力や摩擦を受け入れながら、ある行為を繰り返します。その姿は、私たちが呼吸し、脈を打ちながら生きていることを思い出させます。本誌では、学部の卒業制作である 10 体の装置〈脈拍〉を中心に、全 12 体の作品を紹介します。

バックナンバー

特集 地震災害に備える 機械工学の防災・減災技術

次世代革新炉の耐震設計例:高速炉の免震設計

岡村 茂樹(日本原子力研究開発機構)

はじめに

高速炉プラントの機器と免震技術の必要性

次世代革新炉の一つであり、核燃料サイクルを閉じ、持続的な原子力利用を可能とする高速炉実証炉は、2024年度から2028年度に概念設計とその成立性に必要な研究開発を実施している(1)。冷却材として液体金属ナトリウムを使用しているナトリウム冷却高速炉は、沸点が高いため、加圧する必要がなく、冷却系統は低圧で運転できる。その一方、高温で使用されるため、熱膨張や温度変化などによる熱応力の影響が大きくなる。そのため、熱過渡などの温度変化に対する追従性を考慮して、高速炉の機器設備は薄肉構造としている(図1)

図1 軽水炉と高速炉の機器の主要な応力

高速炉プラントの機器設備は、軽水炉などの厚肉構造と比較して、薄肉構造であるため地震に対して相対的に弱くなる。地震大国の日本では地震対策は必須であり、熱荷重と地震荷重とのバランスを図る設計が必要であることから、高速炉では免震技術を採用し、機器に作用する地震荷重を低減させる方針としている。

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