特集 地震災害に備える 機械工学の防災・減災技術
大規模災害時における都市機能維持 ~防災庁の新設と展望~
はじめに
この原稿を書いている時点で、今特別国会において防災庁設置法案が審議されている。これまで防災に関する各府省庁の総合調整は、内閣府の防災担当(内閣府防災)が実施してきたところであり、防災庁の新設を見越して令和8年度に内閣府防災の人員・予算が前年度から倍増された。
防災庁は内閣直下の組織として、事前防災・事態対処の司令塔となることを目指す。消費者庁、金融庁、こども家庭庁などは内閣府の下に設置されているが、防災庁は復興庁やデジタル庁と同様に、各府省庁よりも上位の立場で災害の総合調整にあたることが想定されている(図1)。

図1 国の行政機関の組織
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キーワード:特集 地震災害に備える 機械工学の防災・減災技術
装置製作:高山芳の
(多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻 統合デザイン領域 在籍)
金属・磁石・モーターなどの単純なメカニズムを用いた装置は、重力や摩擦を受け入れながら、ある行為を繰り返します。その姿は、私たちが呼吸し、脈を打ちながら生きていることを思い出させます。本誌では、学部の卒業制作である 10 体の装置〈脈拍〉を中心に、全 12 体の作品を紹介します。