第24回トワイライトセミナ- 福島原発震災の情報非対称性への技術者の役割
2011年10月12日 | 産業・化学機械と安全部門特別講演会主催No.11
【開催日】
2011年10月12日 (水) 18.30~20.00
【趣 旨】
当部門は機械学会の中でも,とりわけ横断的色彩が濃い部門である.対象は,建設機械,農業機械,食品(加工)機械など,多くの産業機械関連分野,そして,化学装置,化学プラント等,化学品製造に関わる化学機械関連分野である.当部門はこの特長を生かし,多種多様な関連産業に共通する課題を見いだし,情報の共有化,情報の発信をしていくことを使命と考えている.その一つとして「安全」を取り上げている.
また,関連する機械が多種多様であることから,社会で実務経験を有する技術者も多彩であることを示している.今日のように複雑化した機械技術においては,各技術者が専門とする技術のみでは解決できない場合も多々あると考える.複数の技術の融合により,より高度な技術に発展していく可能性がある.そのためには,情報収集と懇談の場を提供する必要があると考えて,本企画を計画した.今後も定期的に開催していく予定である.
【講演要旨】
福島原発震災は数カ月経過した後でも収拾の目処が立っておらず、人・家畜・財産に対し多大な危害をもたらしています。今回の過酷事故は、人が制御できない核の扱いにつき、世界中に多くの課題を投げかけています。何故事故が起きたか、安全基準は適切であったか、そして放出され続ける放射性物質にどう向き合うか等につき、当初から国が発信する情報に非対称性が生じています。
何が正しいか、そして技術者や住民は何をすべきかを考えてみたい。
【講 師】
18.30~19.15 加部隆史、 NPO安全工学研究所代表理事、工学博士
19.15~20.00 佐田守弘、 日本機械学会産業・化学機械と安全部門食の安全委員会委員長
【定 員】
30名
【申込方法】
「第24回トワイライトセミナー申込み」と題記し,(1)氏名,(2)会員資格,(3)勤務先・所属部課名・役職名,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・FAX・E-mailアドレス)を明記の上,E-mail またはFAXにて下記までお申し込み下さい.