第25回トワイライトセミナ- 設備保全業務プロセスの見える化とその適用
2011年11月09日 | 産業・化学機械と安全部門特別講演会主催No.11
【開催日】
2011年11月9日 (水) 18.30~20.00
【趣 旨】
当部門は機械学会の中でも,とりわけ横断的色彩が濃い部門である.対象は,建設機械,農業機械,食品(加工)機械など,多くの産業機械関連分野,そして,化学装置,化学プラント等,化学品製造に関わる化学機械関連分野である.当部門はこの特長を生かし,多種多様な関連産業に共通する課題を見いだし,情報の共有化,情報の発信をしていくことを使命と考えている.その一つとして「安全」を取り上げている.
また,関連する機械が多種多様であることから,社会で実務経験を有する技術者も多彩であることを示している.今日のように複雑化した機械技術においては,各技術者が専門とする技術のみでは解決できない場合も多々あると考える.複数の技術の融合により,より高度な技術に発展していく可能性がある.そのためには,情報収集と懇談の場を提供する必要があると考えて,本企画を計画した.今後も定期的に開催していく予定である.
【講演要旨】
設備保全は、運転によって劣化したプラントを、要求される安全レベルまで復帰させるための業務機能であり、プラントライフサイクルにおける安全管理の重要な技術である。しかし、プラントの劣化状態は、設計、建設、運転、設備保全履歴によって異り、復帰のための補修はアセットとしての設備運用計画、運転計画に依存する。論理的な設備保全を行うためには、設備保全としての技術、設計、建設、運転、保全間の技術、そしてライフサイクル全体を統合する技術を体系化する必要があり、そのための仕組みが不可欠となる。設備保全に関するそれら技術を体系化するためのフレームワークとして「業務の見える化」を行った。ここでは、この「業務の見える化」とその活用法について述べる。
【講 師】
渕野 哲郎
東京工業大学 大学院理工学研究科 化学工学専攻 准教授
【定 員】
30名
【申込方法】
「第25回トワイライトセミナー申込み」と題記し,(1)氏名,(2)会員資格,(3)勤務先・所属部課名・役職名,(4)連絡先(郵便番号・住所・電話番号・FAX・E-mailアドレス)を明記の上,E-mail またはFAXにて下記までお申し込み下さい.