一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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『災害対策のためのロボット技術』

2011年10月26日 | 北陸信越支部特別講演会

【日 時】
2011年10月26日(水)15:30~17:00

【講 師】
淺間 一 教授
東京大学 大学院工学系研究科 精密工学専攻 

【概 要】
東日本大震災およびそれに伴う福島原子力災害の現場では,一刻を争う災害対応と同時に,早急な災害復旧・復興に向けて様々な作業が要求されている.しかるに,災害現場においては,人では困難な作業が多く,ロボット技術の適用が求められている.特に,福島第一原子力発電所の事故に関しては,政府と東京電力は,これまでにリモートコントロール化特別プロジェクトチームを発足させ,無人化施工機械やロボットなど,遠隔操作可能な機器 や技術の適用・導入に関する検討を行ってきた.ここでは,ミッションや作業に応じて,ソリューションを提示することが求められている.
一方,ロボット技術に関連する科学者・研究者・技術者が,東日本大震災およびそれに伴う福島原子力災害に対してロボット技術を適用し,災害対 策・復旧・復興に貢献したい,という強い思いのもと,ロボット技術関連の学術団体や産業界と連携し,対災害ロボティクス・タスクフォース (ROBOTAD)を設立し,動作環境やミッションに応じた最適なロボット技術・ソリューションの提供,現場での補強,改造も含めた導入・運用に おける実働支援,そのための技術情報の発信などを行ってきた.
本講演では,災害対策・復旧に関連してこれまで開発されてきた様々なロボット技術を紹介するとともに,東日本大震災およびそれに伴う福島原子力 災害の現場にロボット技術が投入された実績などについて解説する.また,これまでの開発や現場投入において明らかになった様々な課題や,今後行うべき取り組みについて述べる.

【定 員】
120名

【申込方法】
事前の申込なく来られても構いませんが,下記問合せ先に事前にご一報頂けると助かります.奮ってご参加ください.

会場
富山県富山市五福3190
富山大学五福キャンパス工学部大会議室
http://www.eng.u-toyama.ac.jp/others/access.html
http://www.eng.u-toyama.ac.jp/faculity/campusmap.html
参加登録費

無料

問い合わせ先

手崎 衆(富山大学工学部)
tezaki@eng.u-toyama.ac.jp

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