発電用原子力設備規格 環境疲労評価手法(2009年版)
【協賛】
日本原子力学会/火力原子力発電技術協会
日本機械学会では,民間規格活用の流れに対応してゆくため,学会規格・基準の作成を積極的に進めています.1997年10月には標準化部会の下に発電用設備規格委員会を設置し,主に機械関係設備を対象とした技術規格制定活動を行ってきましたが,このたび上記規格を改訂出版することといたしました.
本規格は,軽水型発電用原子力設備の原子炉冷却材に接液する構造物の疲労評価において,環境効果を考慮する場合の評価手法を定めることを目的とするものです.
軽水炉の原子炉冷却水を模擬した環境中で,疲労寿命が減少する場合があることが知られています.その評価手法として,日本機械学会発電用設備規格委員会が発行した「環境疲労評価手法(2006年版)」があります.本規格は、最新の知見を加えて見直し,改訂したものです.
本講習会では,本規格の策定に携わった方々が講師として,規格の背景、基本的考え方や改訂の内容、使用に際しての注意事項、実例及び海外の動向等について解説をいたします.
【プログラム(案)】
10:00~10:10:開会の挨拶、事務連絡
10:10~10:35:はじめに(概要紹介)
10:35~11:20:海外動向の紹介
11:20~11:45:EF-1000 一般事項
11:45~12:45:休憩
12:45~14:00:EF-2000 環境効果評価手法
14:00~14:30:EF-3000 環境効果補正係数算出方法
14:30~14:50:EF-3210 容器の評価方法
14:50~15:00:休憩
15:00~15:20:EF-3220~配管・ポンプ・弁等の評価方法
15:20~16:10:環境疲労評価例(PWR のPLM 評価例)
16:10~16:30:閉会の挨拶、事務連絡