【開 催 日】
2011年12月9日（金）14.00～17.00

【趣　旨】　
現在では，複写機，プリンタ，ATM等のオフィス機器や省力化機器は私たちの日常生活には必要不可欠な製品となっています．また最近では，印刷技術を用いて様々なセンサや電気回路、太陽電池や有機EL照明を製造する，プリンタブルエレクトロニクスという分野における取り組みが盛んになっています．これらの製品や製造技術では，紙やシート，あるいはフィルムといった柔軟媒体のハンドリング技術が活用されており，この分野で取組まれている日本の柔軟媒体ハンドリング技術は世界的にも最も高いレベルにあります．しかしながら，製品の更なる信頼性向上や高信頼で低コストの製造プロセス実現のためにはまだまだ多くの解決すべき課題があります．
このような状況の下，昨年度は過去4回柔軟媒体ハンドリング技術と応用プロセスに関する研究事例報告会を開催いたしました．本特別講演会でも引き続き，上述した分野における取り組みの事例や課題を専門家の方々に紹介していただきます．

【プログラム】
14.00～14.10　 はじめに
14.10～14.50　「ベルト挟持搬送におけるギャップ変動解析」
株式会社東芝　大野　元義
14.50～15.20　「紙内の水分移動解析を用いた電子写真の定着過程におけるカール解析」　
株式会社リコー　大原　俊一
15.20～15.35 　休憩
15.35～15.55 「ウェプ巻取におけるニップロール解析」
積水化学工業株式会社　二本木　圭
15.55～17.00　「プリンテッドエレクトロニクスのための低温配線技術」　
大阪大学　菅沼　克昭

【定員】
60名（申込先着順により定員になり次第締め切ります．）