イブニングセミナー(第145回) 「原発事故が避けられない理由」
【開催日】
2011年12月21日(水)18.00~20.00
【趣 旨】
技術はいま,資源,環境問題をはじめ,巨大化とブラックボックス化による人間疎外の傾向に関して多くの批判にさらされている.技術が受け入れられて発展するのも,拒絶され衰微するのも,また技術者の社会的地位のあり方も,社会との深い関わりの中にあることは明らかである.われわれが新しい時代を担う責任ある技術者であろうとするならば,人間についての深い洞察を持つとともに,社会の動きを正しく見極めなければならない.技術と人間,技術と社会の関わりについて現状を理解し,将来を展望することを目的とする.
【テーマおよび講師】
いま原発の稼働率は20%。再稼働への動きもあるが、「十分注意して、安全に運転する」ことが本当にできるのだろうか。これに対する回答は「どんなに注意しても、原発事故は避けられない」である。
技術はトライアル・アンド・エラーでしか進歩しない。エラーのない機械はない、これが一般的原則である。
それでは、原発にはどのようなエラーが想定されるのか、しなければならないのか。
元原子力プラント設計技術者が渾身の解説をする。
講師:後藤政志(元格納容器設計者)
<懇親会> お茶の水駅前(会場未定)で、講師を囲み懇親会を行います。会費¥3,000程度
【次回予定】
2012年1月25日(水)18.00~20.00
「バイオリンの不思議」