納得のロータ振動解析
2020年12月18日 - 2020年12月18日 | 機械力学・計測制御部門オンライン開催講習会主催No.20-24
(機械力学・計測制御部門 企画)
開催日 2020年12月18日(金)
会 場 オンライン開催(収録配信)
趣 旨
ロータダイナミクス「回転機械の振動」に関する2課題について理論背景を講義し,HIL(Hardware In the Loop,計算機実時間波形ミュレーション)実習にて理解を深めます。
課題(1) ロータ関係者必須のバランスです。高速ロータを低振動で回転させる能力の基本で、ここでは,フィールド1面バランス法,および危険速度を次々と超える高次曲げモードバランス法を,実際にHIL実習にて、3次危険速度超えを体験します。
課題(2)機械制御系の伝達関数表現を、固有振動数(ゲイン交差周波数)と減衰比(位相余裕)として理解するメカトロニクス力学の基礎を講義します。磁気浮上系、構造物位置制御、パワートレイン系の速度(ASR)および力制御(ATR)などで性能アップや軽量化の際にネックとなるのが弾性振動モードの介在です。ここでは、特にこの弾性振動を抑制する実践的考え方や、有効な手段として動吸振器相当の高減衰・安定化フィルタを紹介します。開特性・閉特性をHILで計測しながら理解します。
回転機械やメカトロ機械の開発・設計者,加えて現場での品証・振動診断に従事する方々を対象としています。また,機械振動に従事し始めた初心者、幾多の経験的知識を体系的に再構成したいベテランの方などにも好適です。
タイムスケジュール
時間 | 内容 | 講師(敬称略) |
09:00 | 開場,受付開始 | |
10:00~12:30
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1. ロータダイナミクストピックス講義
弾性ロータフィールドバランス技術 ・不つりあい振動と1面および多面バランスの原理 HILによる実習1(Hardware In the Loop, Balancing) ・システム(Matlab,etc.)およびロータ振動計測システムの紹介 ・弾性ロータ3面バランスの実演 |
松下修己 防衛大学校 名誉教授 元日立製作所
藤原浩幸 防衛大学校 教授
計測のご協力 新川電機 小野測器 |
12:30~13:30 | 昼食 | |
13:30~16:00
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2. メカトロ二クスの基礎と弾性モード制御への応用
・機械力学知見とフィードバック制御知識の類似点と相違点 ・1-DOF剛体モードおよび2DOF弾性振動モードへの減衰付与 HILによる実習2 (開特性と弾性振動の介在の関連計測) ・磁気安定浮上ならびにパワートレイン系ねじり振動のASRとATR |
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16:00~16:30 | 質疑 |
定 員 100名(申込み先着順により,定員に達ししだい締め切ります。)
聴講料(税込) 正員15,000円(学生員7,500円),会員外30,000円(一般学生13,000円)
いずれも教材の代金を含みます。
教 材 「機械力学1-線形実践振動論-」オーム社発行 他,配布資料
※ご入金確認できた方に順次教材を郵送いたします.
※本講習会には教材のみの販売はありません。また,教材をすでにお持ちの方も同料金となります。
申込方法 本会ホームページ (https://eventpay.jp/event_info/?shop_code=6791237415745854&EventCode=3074328510)よりお申し込みください.
申込締切 2020年12月11日(金)
※学生員から正員資格へ変更された方は,卒業後3年間,本会講習会への聴講は学生員価格にて参加が可能です.下記申込先フォームの会員資格は「正員(継続特典)」を選択し,卒業年と卒業された学校名を「通信欄」に記載ください.
※特別員の資格(会員扱い)で行事に参加される場合,聴講料は正員の価格となります.下記申込先フォームの会員資格は「特別員」を選択し,「会員番号」に「行事参加料割引コード」をご記入下さい.
※「特別員行事参加無料券」を利用される場合,聴講料は無料となります.予め「特別員行事参加無料券(原本)」をご用意の上,「特別員」としてお申込みください.「無料参加券を利用する」と「コンビニ決済」を選択して申込完了後,担当職員まで「自動返信メール」「行事参加無料券(原本)」をご郵送ください.
※参加登録のシステム利用料として,上記聴講料とは別に220円(税込)をご負担いただきます.
問合せ先 日本機械学会事務局(担当職員 上野 晃太)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町4番1号 KDX飯田橋スクエア2階
E-mail:ueno(at)jsme.or.jp