[受付終了]新しく発行された5軸マシニングセンタ精度試験規格
2017年10月19日 | 生産加工・工作機械部門講習会主催No.17-124
[本講習会は定員に達しましたので、参加受付を終了致しました]
(生産加工・工作機械部門 企画)
〔 協賛(予定) :日本工作機械工業会,型技術協会,精密工学会,日本機械工具工業会,ダイヤモンド工業協会,
砥粒加工学会,日本金型工業会,日本工作機械輸入協会,日本工作機器工業会,自動車技術会,
塑性加工学会,日刊工業新聞社,日本工業出版社〕
◆開 催 日◆ 2017 年 10 月19日(木)10:00〜18:30
◆趣 旨◆
近年,世界的に5軸マシニングセンタの普及が進み,多くのメーカが様々な形態の5軸マシニングセンタを製造するようになってきています.しかし,今まで,5軸マシニングセンタの精度を評価する適切な技術はありませんでした.ISOでは,10年ほど前から5軸マシニングセンタの試験方法について我が国が主導する形で規格化が進められ,1996年に発行されたマシニングセンタ試験規格(第1版)に,5軸マシニングセンタの試験方法を追加する形で,一昨年から相次いで改訂版が発行されました.その規格の内容を見ると,テーブル旋回形を含む三つの構造形態を対象とした5軸マシニングセンタの精度試験方法が規格化されています.その中には,新しい試験方法が随所に取り入られ,しかも従来の測定器では対応しにくい試験事項も多数規格化されました.
本講習会では,ISO規格に対応するJISが発行される前に,ISOマシニングセンタ試験規格制定及びJIS規格制定に取り組んだ講師が,規格の概要,改正のポイント,測定上の課題等についてわかりやすく解説します.特に試験のもつ意味についても解説することで,工作機械の製造業者だけでなく,使用者が,工作機械をより深く理解し,高度に使いこなすための情報を提供します.さらに講演者全員の参加によるパネルディスカッションを通して普段聞くことのできない問題点などについても議論します.
講習会の最後には,講師陣を囲んでの技術質問会(交流会)を予定しております.より詳しく深い技術情報を得る絶好の機会となっておりますので多数のご参加をお待ちしております.
なお,当日は,説明用資料として3つのISO規格翻訳版を提供するとともに,代表的な測定器のカタログ展示も併設します.
司会:寺本孝司[室蘭工業大学],吉村辰浩[オークマ(株)]
10:00~10:05 開会挨拶
1.10:05~11:05 改正されたISO10791シリーズの改訂の経緯及びその概要
東京農工大学名誉教授 堤 正臣
2.11:05~12:05 台湾における工作機械技術の動向とレーザR-testの5軸マシニングセンタの精度測定への応用
国立虎尾科技大学 覺 文郁
※通訳あり
12:05~13:10 <昼食>
3.13:10~13:40 新しくなった5軸マシニングセンタの幾何精度試験
日本大学 齋藤 明徳
4.13:40~14:10 ボールバーによる5軸マシニングセンタの補間運動試験
神戸大学 佐藤 隆太
14:10~14:30 <休憩>
5.14:30~15:00 R-testによる5軸マシニングセンタの補間運動試験
広島大学 茨木 創一
6.15:00~15:30 工作精度試験,特に円すい台及びS字形試験片の仕上げ試験
大阪工業大学 井原 之敏
15:30~15:50 <休憩>
7.15:50~17:10 パネルディスカッション
MAMTEC,上智大学名誉教授 清水 伸二
17:15~18:30 技術質問会(交流会)
————————–
◆定 員◆ 60 名 申込先着順により定員になり次第締切ります.
◆教 材◆ 教材のみのご希望の方,また聴講者で教材を余分にご希望の方は 1 冊につき会員 2,000 円, 会員外 3,000 円で頒布
いたしますので,開催前に代金を添えて予約申込み下さい.講習会終了後発送いたします.
なお,教材にはISO規格翻訳版は含みません.