エンジン開発におけるCAEと最新の導入モデル
2018年1月19日 | エンジンシステム部門講習会主催No.17-144
【企 画】エンジンシステム部門
【協賛(予定)】日本燃焼学会,自動車技術会,日本内燃機関連合会,日本マリンエンジニアリング学会
【趣旨】
今日のエンジン開発現場において,CAE技術は必要不可欠な要素となり,エンジン設計の指針を得るための重要なツールの一つである.CAEの利用は,燃焼,燃料電池,さらには構造解析等多岐に亘る.また,SIP「革新的燃焼技術」プロジェクトでは,国産の3次元燃焼解析ソフトウェア「HINOCA(火神)」の開発も進められている.コンピュータによる数値計算は,計算コストを抑えるために様々なモデルが利用されている.数値計算は手軽な反面,使われているモデルの理解や適切なパラメータの設定等の知識が必要不可欠である.
本講習会では,エンジン開発における最新のCAE技術に焦点を当て,CAEに必要な最新の燃焼モデル・冷損モデル,それらを取り入れた計算コード等について,各分野の専門の先生方に分かりやすく解説して頂きます.計算に組み込む最新のモデル,計算手法の紹介から,CAEを利用する開発現場の適用事例に亘り,CAEに関する一連の内容を総合的に学ぶことが出来る良い機会ですので,ぜひご参加下さい.
【題目・講師】
【午前の部】
10.30‐10.35/開会挨拶
10.35‐11.35/エンジン燃焼解析ソフトHINOCAの狙いと特徴
講師 JAXA 溝渕 泰寛
11.40‐12.40/内燃機関燃焼の反応機構と反応解析
講師 広島大学 三好 明
(12.40 – 13.30 休憩)
【午後の部】
13.30‐14.30/ノッキング現象における末端ガス自着火燃焼モードについて:詳細反応機構を用いた反応性流体解析からの示唆
講師 北海道大学 寺島 洋史
14.40‐15.40/エンジンの熱損失特性と新たな伝熱モデルの構築について
講師 マツダ株式会社 原田 雄司
15.50‐16.50/高速燃焼エンジン開発におけるCFD活用事例紹介
講師 トヨタ自動車株式会社 坂井 洋志
16.50‐17.00/閉会挨拶
【定員】 50名,申込先着順により,定員になり次第締切ります.
【教材】
講習会に参加されず教材のみご希望の方は1冊につき会員3,000円, 会員外4,000円.
教材のみを入手ご希望の方は https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index よりお申し込み下さい.