東北地区特別講演会「これからのロボット外科手術」
2018年1月12日 | ロボティクス・メカトロニクス部門特別講演会主催No.17-164
開催日 2018年1月12日(金) 15:00~17:30
企画 ロボティクス・メカトロニクス部門
一般社団法人 次世代センサ協議会 東北支部
プログラム
- 15:00~16:00
「バイオニックヒューマノイドが拓く新産業革命」
講師:原田 香奈子(大学院工学系研究科 准教授)
ヒトに関わる機器の研究開発・評価・教育・訓練では,感覚的表現が多用され,試行錯誤も多く技術シーズが社会に届くまでに時間がかかる.センサを内蔵した精巧なヒトや実験動物の代わりとなる人体モデル「バイオニックヒューマノイド」を開発する.これを活用し,ロボット技術を用いたスマートアームを開発し,小さな穴から精密な手術を行うという医療革命を具現化する.また,手術ロボットの知能化・自動化についても紹介する.
- 16:30~17:30
「もののインターネット化(IoT)を実現するスマート治療室SCOT」
講師:岡本 淳(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 特任講師)
先端工学外科学分野は外科医の新しい目と脳と手を創ることをmoonshotに,精密誘導治療を研究開発してきた.実行する場がスマート治療室(smart cyber operating theater: SCOT)であり,種々雑多な機器をパッケージ化し,異なる製品間のネットワーク化により治療室IoT(Internet of Things)を具現化し,将来はロボット化を達成する.それによりSCOTは,治療の高効果と低リスク化を両立する未来型の単体医療機器となる.