一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

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中国四国支部シニア会 第4期総会および特別講演会

2018年3月06日 | 中国四国支部年次大会・総会特別講演会

開催日 2018年3月6日(火)

会 場 徳島大学理工学部共通講義棟(徳島県徳島市南常三島町2-1)

日 程

12:35~12:55 シニア会第4期総会

13:30~14:30 特別講演会

 

シニア会第4期総会

会 場 共通講義棟2階 K203

議 題

(1)第3期(2017年度)活動報告・決算

(2)会則改正

(3)第4期(2018年度)役員の選出

(4)第4期活動計画・予算

(5) その他

 

特別講演会

会  場 共通講義棟6階 創成学習スタジオ

題  目 肺3次元構造をマルチスケールで診る

講  師 仁木 登 徳島大学大学院特命教授

講演要旨

肺がん、肺炎、COPD等の肺疾患の死亡者数は大変多く、大きな社会問題となっている。この課題解決のためには予防が重要であり、生活習慣や健診を充実させて健康寿命を延伸させる取り組みが求められている。我々はその一助として胸部疾患を対象とする低線量CT検診の工学的課題を解決するべく、長期に亘って国立がん研究センター等の医療機関と共同研究によって基礎から製品化まで多様な研究開発を進めている。この基本は“肺3次元構造をマルチスケールで診る”である。この推進ツールとして、マルチスケールCT(放射光CT、商用CT)、超大規模画像データベース、3次元画像解析、インテリジェントなユーザインタフェース等の研究開発が必要である。これらについて紹介する。基礎研究として超高分解能放射光CT(SPring-8)を用いてヒト肺3次元ミクロ形態・病態を13,000×13,000×5,000画像(空間分解能3μm)で画像化し、先端3次元画像解析を駆使して肺3次元ミクロ解剖・病理を開拓している。開発研究として多施設の商用CT(空間分解能150~600μm)を用いて大規模画像データベースを構築して基礎研究の3次元ミクロ解剖・病理情報や先端3次元画像解析を活用して早期レベルの多様な肺病態を検出・診断する高性能な画像診断システムの研究開発を進めている。実用化研究として医療現場で利用するために高性能肺3次元画像解析・診断ソフトウェアの薬事認証・承認を取得して製品化することを進めている。今後が期待されている画像診断や遺伝子診断等の多様な医療情報を活用する総合診断についての研究成果も紹介する。

 

そ の 他 

特別講演会はシニア会メンバーに限らず、広く一般の参加を希望します.

同会場にて開催の中国四国学生会第48回学生員卒業研究発表講演会に参加の教員,学生の皆さまも是非ご参加下さい.

会場
徳島大学理工学部(徳島市南常三島町)
参加登録費

無料

申し込み先

事前申込み不要,直接会場にて受け付けます.

問い合わせ先

日本機械学会中国四国支部/E-mail:cs-staff@jsme.or.jp

 

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