特別講演会「ロボット開発とロボットビジネス~中越沖地震から10年 ロボットは何処に向かうのか?」
開催日 2018年1月15日(月) 13:00~14:30
講 師 (株)テムザック 取締役副社長 阿部 清
概 要 2017年7月21日に新潟県柏崎沖を震源とした中越沖地震から10年が経過した.被災地では様々なボランティアによる活動が行われた.(株)テムザックでは当時,最新の災害対応ロボット「T53援竜」を派遣し,ガレキ除去等のロボットならではの作業を実施した.1980年代から始まった日本のロボット産業は産業用ロボットが主導となり,日本が世界をリードしているが,近年,ロボット業界は大きく裾野が広がり、既に人々の身近なところで活躍する時代が到来している. 柏崎での災害対応ロボットの活躍から10年が経過し,ロボットはこれからどのようになるのだろうか? 産業用ロボットからサービスロボットへ...この流れを作り出した、先駆者である(株)テムザックでのロボット開発の歴史,ビジネスとしてのロボット,ロボット業界の今後の方向性や課題,IOT,AIとの融合などについて述べる.