1DCAE実践講座(1DCAEスクール)第2回(H30年度)
2018年7月26日 - 2018年7月27日 | 設計工学・システム部門講習会主催No.18-26
[趣 旨]
4月の第1回に引き続き、第2回を開催する。戦略編では“ものづくりとリスク”の考え方を紹介、戦術編では事例を通した性能評価
手法を考え、モデリング編では“熱と流れ”について学ぶ。事例では“エンジニアリング・デザインの実際”を紹介する。
演習では、熱と流れの評価を実践する。本講座を通して、1DCAEの戦略的適用方法を理解、現象の理解と評価法を修得、最終的に
1DCAEの考え方による設計の実践を可能とする。
なお、今後は第3回(10月25,26日)、第4回(2019年1月24、25日)を予定している。
[プログラム・題目・講師]
1日目(26日)
- 10:00~12:00「講義1:戦略編(ものづくりとリスク)」
ものづくりにリスクは避けて通れない。製品安全性に関するリスクだけでなく、挑戦を避けることによる機会損失リスクにも言及、1DCAEの立ち位置を明らかにする。
明治大学 大富浩一
- 13:00~15:00「講義2:戦術編(性能評価手法)」
“ゴミを取る”という機能を起点にこれを具現化する方法、方式を考える。これを受けて構造に展開、最終的にその性能を評価する手法を考える。
明治大学 大富浩一
- 15:00~17:00「講義3:モデリング編(1)(流れのモデリング)」
流れをモデリングする際の基本事項を“流れ学”の視点から講義する。特に、管路内の流れに関して具体的なモデリング方法を紹介する。
明治大学 大富浩一
(終了後交流会を予定)
2日目(27日)
- 9:00~11:00「事例:エンジニアリング・デザインの実際」
日本の製造業が本来持っていたノウハウそのものが「エンジニアリング・デザイン」である。事例を通してその適用方法を学ぶ。
松江高専 別府俊幸
- 11:00~12:30「講義4:モデリング編(2)(熱のモデリング)」
伝熱の3形態(伝導、ふく射、対流)について解説するとともに、これを基本に熱のモデリングを行う手順について学ぶ。
金沢工大 福江高志
- 13:30~17:00「演習:熱と流れの評価」
具体的ないくつかの事例に関して、熱と流れに関する性能を評価するための手順、評価結果の検証方法を演習形式で実践、体得する。
金沢工大 福江高志、明治大学 大富浩一
[定員] 50名
[教材]
教材のみ希望の場合は,また聴講者で教材を余分にご希望の方は
Web (https://www2.jsme.or.jp/fw/index.php?action=kousyu_index&gyojino=18-26) からお申し込み下さい.
1冊につき,会員 4,000円,会員外 6,000円にて頒布いたしますので,開催前に予約申込み下さい.
講習会終了後発送いたします.