国際規格に基づく機械安全設計のポイント - 機械,電気及び機能安全
2018年9月14日 | 産業・化学機械と安全部門講習会主催No.18-102
共催 日本電機工業会
協賛(予定)
安全工学会,安全工学研究所,エンジニアリング協会,化学工学会,軟包装衛生協議会,日本機械工業連合会,
日本鍛圧機械工業会,日本金属プレス工業協会,日本高圧力技術協会,日本工作機械工業会,日本食品機械工業会,
日本信頼性学会,日本製パン製菓機械工業会,日本非破壊検査協会,日本プラントメンテナンス協会,日本包装技術協会,
農業食料工学会,腐食防食学会
開催日:2018年9月14日(金曜日)10:00~17:00
主旨:
リスクアセスメントを実施し,リスクを受け入れ可能なレベルに低減させた機械を設計・製造することは,機械メーカの責務で
ある.このために,機械の安全要求標準化がISO,IECを中心に進められており,わが国でも日本工業規格(JIS)として発行されて
いる.
機械メーカとしては,仕向け地で使用されている機械安全の標準に従って機械を設計しなければならないが,「国際標準の理解・
解釈に時間を要する.仕向け地で受け入れられるのか心配である.」などの声が,現場から寄せられている.
当講習会では,国際標準を用いた評価実務の第一人者が,機械の安全設計を行う際に問題となる点を,事例を交えて解説する.
司会:テュフラインランドジャパン株式会社 製品部 杉田 吉広
演題:
1.機械安全・機能安全規格の最新動向と機械エンジニアのための機能安全事例 | ||
午前開演 | 10:00~10:05 | |
1) 機械安全設計の進め方と最新の国際規格・JISの動向 | 機械安全の国際規格エキスパートによる機械設計に関連する国際規格ISO12100に基づく機械安全・制御安全の設計の進め方(リスクアセスメントとリスク低減の進め方のポイント)と最新の機械安全の国際規格(ISO・IEC)の動向について事例を交えて分かり易く解説する. | 10:05~10:55
機械安全実践技術促進会 畑 幸男 |
2)機械エンジニアのための機能安全入門 | 欧州機械指令ではパフォーマンスレベル(PL)の表示が義務付けされており,機能安全の理解なしにはPLへの対応が難しくなっている.CEマーキングを始めとする国際安全規格対応の要点を解説し,午後の講習「機械安全設計のポイント」導入編として最適な内容となっている. | 11:00~11:50
富士電機
戸枝 毅 |
2.機械安全設計のポイント | ||
午後開演 | 13:00~13:05 | |
1)ケース1:
機械安全 設計のポイント |
欧州機械指令の概要と,機械装置の適合性評価の進め方とポイントを事例や一部北米との比較を交えながらご説明いたします. | 13:05~13:55
SGSジャパン 塩森 淳 |
2)ケース2:
機能安全 設計のポイント |
機械向け機能安全規格ISO 13849-1, IEC 62061を中心に機能安全評価・認証のポイントを説明します。 また、機能安全に特化したEMC要求についても具体的な例を交えて説明します. | 14:00~14:50
テュフズードジャパン 松前 貴志 |
休憩 | 14:50-15:05 | |
3)ケース3:
電気安全 設計のポイント |
国内で使用実績のある電気・電子機器が初めてのCEマーク対応または国外出荷対応時の典型的な指摘事例と対策事例を紹介します.実際の事例を照会しながら国外向けで安全に関わる電気・電子設計コンセプトを解説します. | 15:05~15:55
テュフラインランド フエンテス・アドリヤン |
4)ケース4:
北米安全 設計のポイント |
UL508CからUL61800-5-1への移行に伴い、アップグレードに伴う注意点や主な評価内容についてご紹介いたします. | 16:00~16:50
ULジャパン 吉村 俊輔 |
質疑応答及びディスカッション | 16:50~17:00 |
※事情により演題が変更となる場合もございます.予めご了承下さい.
定員:100名(定員になり次第締め切ります)
教材:
教材のみご希望の方,または聴講者で教材を余分にご希望の方は,1冊につき会員及び協賛団体会員2,000円,会員外3,000円で頒布いたします.
講習会終了後は教材を販売いたしませんので,開催前に予約申し込みをして下さい.講習会終了後に発送いたします.