イブニングセミナー -未来に明かりを灯すスターリングエンジン-
2019年2月22日 | エンジンシステム部門主催No.18-166
主催:一般社団法人日本機械学会 エンジンシステム部門
共催:神奈川大学
【協賛(予定)】自動車技術会,日本太陽エネルギー学会,低温工学・超電導学会,日本設計工学会,日本マリンエンジニアリング学会,日本冷凍空調学会,日本燃焼学会,日本熱物性学会,日本伝熱学会,エネルギー・資源学会,日本産業技術教育学会.
【趣旨】
1816年に,イギリスの牧師ロバートスターリングによって考案された熱機関「スターリングエンジン」は,200年以上の歴史を経ました.この間,我が国では省エネルギー化やエネルギーの多様化,環境問題の改善などの社会的要望に応えるべく,多くの研究・開発が行われてきました.その技術の豊富な蓄積と完成度の高さは,世界トップレベルを誇ります.スターリングエンジンは他の熱機関では発電が困難な低温廃熱を利用することができます。このため,これまで利用されてこなかった熱から発電する小規模発電システムへの実用化に関心が高まっています.スターリングエンジンは、そこにある熱を私たちが利用可能なエネルギーに変換することができる,“未来の明かりを灯す熱機関”といえるでしょう.また,比較的容易に熱エネルギーが機械エネルギーに変換する原理を体感することができることから、工学教材としても大変優れています。スターリングエンジンは,次世代のエンジニア育成にも大いに活用されています.
本イブニングセミナーでは,これらの分野に造詣の深い神奈川大学の原村嘉彦先生と大分大学の加藤義隆先生にスターリングエンジンの基本から応用,その可能性についてコンパクトにやさしくご講演いただきます.スターリングエンジンに興味がある技術者や研究者はもちろんのこと,技術営業の方や学生の方,一般の方などの多くのご参加をお待ちしております.
【プログラム】
18:00~18:05 スターリング委員会委員長 大高敏男(国士舘大学 教授) 挨拶
18:05~19:50 講演
1.演題:「スターリングエンジンの特徴とその効率的な使用方法」
講師:原村嘉彦氏(神奈川大学 教授)
2.演題:「低温度差スターリングエンジンの解析と計測」
講師:加藤義隆氏(大分大学 助教)
【定員】40名.申込み先着順により,定員になり次第締切ります.
【申込締切】2019年2月8日(金)まで(定員になり次第締切)