じっくり聴く潤滑の基礎 -潤滑現象を真に理解し適用するための各種アプローチ-
企画 機素潤滑設計部門
行事番号 No.19-349
協賛(予定) 日本トライボロジー学会,精密工学会
開催日 2019年11月19日(火)
会 場 名城大学天白キャンパス 新校友会館3階第1会議室
[〒468-8502 名古屋市天白区塩釜口一丁目501番地(地下鉄鶴舞線 「塩釜口/名城大学前」駅下車、1番出口(右)徒歩約4分)https://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/tempaku.html]
趣 旨 機械の中にある可動部の円滑な運動は、潤滑面での運動支持によって成り立っています。機械の効率や信頼性を向上させる方策は数多くありますが、潤滑面での摩擦力の低減や損傷の防止は、重要な技術課題の一つとして昨今のエネルギー事情も相まり益々注目されています。
潤滑面の性能を向上させるには、その中で起こる複雑な現象を理解する必要がありますが、潤滑面は二つの固体表面で囲まれた場であるため、そこから必要な情報を抽出することは極めて困難です。また、潤滑面は運転条件によって流体潤滑から混合、境界潤滑に至るまでその状態は大きく変わり、理解の基盤となる学問分野も物理学、材料学、化学など多種多様です。
本講習会では、異分野の計測、分析方法をいち早くトライボロジー分野に取り入れ、複雑なトライボロジー現象の理解に貢献されている平山朋子先生をお招きし、潤滑の基礎から最先端の研究事例までわかりやすく解説して頂きます。
複雑多様な潤滑現象に対して関心をお持ちでありながらも、理解不足を感じられている方々によって有用な場をご提供できればと考えています。
題 目
10:00~12:00 第1部 流体潤滑の基礎 ~基礎式の導出から数値計算まで
13:00~15:00 第2部 境界潤滑の基礎 ~界面分析法の原理から応用まで
15:00~16:00 第3部 混合潤滑の基礎 ~ストライベック曲線の予想に向けて
16:00~17:00 第4部 研究事例紹介
17:00~17:30 第5部 総合討論(まとめと質疑応答)
講 師 京都大学大学院 工学研究科 教授 平山朋子氏
定 員 50名,申込み先着順により定員になり次第締め切ります.