航空エンジンの構造と開発試験および適用材料の概要
■企画 日本機械学会 北陸信越支部
■開催日 2019年11月15日(金) 13:00~14:30
■講師 服部博(株式会社神戸工業試験場 技術顧問)
■概要
講師は長年にわたって航空機エンジン本体や材料の開発や評価に携わってきた.現在,航空機エンジンとして旅客機ではターボファ
ンエンジンが広く使用されているが,同エンジンの構造と構成部位の機能および部品の使用環境を説明する.航空機エンジンの品質
保証のために導入されている本産業分野独特の特殊工程認定システムおよび素材・部品の適用開発からエンジンとして完成するまで
の開発各段階での評価試験(素材の特性評価,部品要素試験,地上エンジン試験,飛行試験)の詳細を,品質確立と信頼性確認の観
点から紹介する.また,航空機エンジンの各構成部品への要求特性に対応して採用されている代表的な金属材料の変遷とTiAl,CMC
等の新素材を含む材料の適用動向について解説する.