(受付終了)セミナー 「運動性能の新知識」 ~開発現場からの運動力学~
下記の講習会は受付を終了いたしました。これ以降は,問い合わせ先までご連絡ください。
なお、下記サテライト受講に関しては受け付けておりますので、こちらもお問い合わせください。
(主催:日本機械学会 交通・物流部門)
〔協賛(予定):自動車技術会,計測自動制御学会,システム制御情報学会〕
(日本機械学会 交通・物流部門 自動車技術委員会,自動車技術会車両運動性能部門委員会・タイヤ/路面摩擦部門委員会共同企画)
開催日:2019年12月3日(火)
趣 旨:
安部正人先生の名著「自動車の運動と制御」には,車両運動力学が学術の観点から体系的にまとめられ,同分野を学ぶ方にとって周知となっています.一方,開発現場の観点から運動性能の研究も続いていますが,この中にはまだ周知されてないものもあるようです.そこで,運動性能について,まだ常識的には使われていない技術や知見について,自動車会社で運動性能に携わっていた二人の車両運動力学者が解説します.
・9:30~12:0011:30「運動性能の新知識」 東京農工大学 教授 毛利 宏
<概要>
① 非線形領域や低ミュー路でのタイヤ特性は複雑で,なかなかとらえどころがありませんが,それらを記述する基本的な考え方を紹介します.併せて車体スリップ角推定の新しい方法も説明します.
② ゆっくりした車線変更などの線形領域においても,運転しやすい車としにくい車が存在します.車の動き方とドライバ操舵の間の関係,ドライバは何を認識して操作しているかを解説します.
・12:5512:30~15:4015:30「重心の2自由度以外の車両運動」 近畿大学 准教授 酒井 英樹
<概要>
① 操舵すると前輪が動いてから後輪が動くように感じられたり,後輪のグリップがステアリングインフォメーションとして操舵反トルクに現れたりする理由を,重心以外の2自由度モデルで解説します.
② 車両運動力学においてロールは平面運動の「付随物」として扱われることもあるようです.しかし試乗レポートではロールについての言及が最も多いように見えます.そこで「主役」としてのロールについて解説します.
挨拶・司会 明治大学 教授 椎葉太一
※本会特別員に所属され,3名以上で聴講される場合は,WEB会議システムを用いた遠隔での「団体サテライト受講」が可能です.サテライト受講会場および設備は申込者にご準備いただき,会議システムは本会のWebExアカウント等を利用致します.サテライトでの受講を希望される場合は,下記までお問い合わせ下さい.
資料は,開催1週間前を目安に参加者の皆様にE-mailで通知し,電子媒体でダウンロードして頂きます.