第45回トワイライトセミナー 機械工学分野における失敗学
2019年12月02日 | 産業・化学機械と安全部門主催No.19-379
(産業・化学機械と安全部門 企画)
開催日 2019年12月2日 (月) 18:30~20:00
趣 旨 当部門は機械学会の中でも,とりわけ横断的色彩が濃い部門である.対象は,建設機械,農業機械,食品(加工)機械など,多くの産業機械関連分野,そして,化学装置,化学プラント等,化学品製造に関わる化学機械関連分野である.当部門はこの特長を生かし,多種多様な関連産業に共通する課題を見いだし,情報の共有化,情報の発信をしていくことを使命と考えている.その一つとして「安全」を取り上げている. また,関連する機械が多種多様であることから,社会で実務経験を有する技術者も多彩であることを示している.今日のように複雑化した機械技術においては,各技術者が専門とする技術のみでは解決できない場合も多々あると考える.複数の技術の融合により,より高度な技術に発展していく可能性がある.そのためには,情報収集と懇談の場を提供する必要があると考えて,本企画を計画した.
講演要旨 本講演では,純粋な機械工学の視点をベースに、“つい、うっかり”にまつわる失敗に加え、2011年の東日本大震災から変わったとされる“まさか”にまつわる失敗を紹介する。さらに、最近または今後のトレンド(例えばIoT等)について、機械工学分野における失敗学も紹介し、幅広い機会工学分野において失敗から学ぶ考え方や事例を講演する。
講 師 中尾 政之 教授(東京大学大学院 工学系研究科 機械工学専攻)
定 員 30名