開催日時 2019年12月19日（木）14:30～16:00
企　画 バイオエンジニアリング部門
会　場 　金沢商工会議所会館
趣　旨
【題目】
　　生物におけるタイリングパターンのデザイン
【講師】：佐藤純（金沢大学新学術創成研究機構　教授）
【内容】
　全く同じ模様が繰り返し配置されたタイリングパターンは、エッシャーの作品などの人工的なデザインにかぎらず、自然界の様々な場面でも見られます。例えばミツバチの巣、アルマジロのうろこ、昆虫の複眼など。力学的には六角形の方がより自然で安定であると言われていますが、生物は六角形でも四角形でも、誰が命令したわけでもないのに、自発的にこのようなタイリングパターンを作り出します。本講演では遺伝子操作によって様々なタイリングパターンを示すショウジョウバエの複眼に着目し、生物がタイリングパターンをデザインするメカニズムについて考察します。具体的には細胞の数や大きさといった生物学的な情報と力学的エネルギー、そして幾何学的なメカニズムの働きについて議論します。

【司会】長山　和亮（茨城大学 工学部 機械システム工学科　教授）

【定員】48名（申込み先着順，定員になり次第締め切ります）

申込締切　2019年12月12日（金）