人工心臓にみる医療機器開発の実際
企 画 北陸信越支部
開催日 2020年1月16日(木)13:00~14:30
講 師 悠遊健康村病院顧問 三宅 仁
概要:
1961年からアメリカのケネディ大統領によって始められたアポロ計画は、アメリカ航空宇宙局(NASA)による人類初の月への有人宇宙飛行計画であり、全6回の有人月面着陸に成功した。同じ1961年、人工心臓開発プロジェクトも始まった。こちらはまだ完成に至らず、現在はまだまだ不完全なものが臨床応用されている。宇宙開発は壮大であるが、内なる宇宙である生命世界の研究はそれにも増して困難である。この講演では人工心臓開発の一端を紹介し、医療機器開発の困難さ、素晴らしさを披露したい。また、生命力の強さの裏にある意外な数学的美しさについても時間があれば触れる予定である。