一般社団法人 The Japan Society of Mechanical Engineers

メニュー

Fire Dynamics Simulator (FDS) を利用した火災安全のシミュレーション(FDSの概要・解析事例と利用方法の紹介)

2022年12月19日 | 北陸信越支部対面開催特別講演会

企 画    北陸信越支部

 

開催日    2022年12月19日(月)13:00~14:30

 

会 場     福井大学文京キャンパス(福井市文京3-9-1)

 

申込締切    2022年12月16日(金)

 

講 師        錦 慎之助(帝京大学 講師)

 

講演テーマ

Fire Dynamics Simulator (FDS) は米国NISTで開発された火災をターゲットにしたCFDソフトウェアです.FDSはフリーソフトウェアとしてソースコードも一般に公開されており,各国の火災研究者によって改良と使用実績が積み上げられている状況です.本講演では前半に,FDSの概要・解析事例の紹介を行います.その後,後半に,FDSのインストール,簡単な解析と,可視化実習を実施します.解析事例は主に自動車トンネル火災と水素の漏洩拡散を紹介します.自動車用トンネル火災では,煙による視界不良で避難が困難になります.また,一酸化炭素などの有毒ガスが人体に与える影響も避難対策として考えなければなりません.スプリンクラーによる水噴霧や避難も含めたシミュレーションなどが精度良くできるようになれば,トンネル火災の現場をコンピューター上で再現できるため,トンネルの設計段階から安全対策を行うことが可能になります.また,近年,地球温暖化を防ぐために,二酸化炭素の排出抑制が求められています.その対策として,水素を燃料とした燃料電池自動車が実用化され,今後,普及していくと考えられます.しかし一方で,水素は「爆発」,「危険」というイメージを持たれているかもしれません.水素は非常に軽い気体で拡散が速く,仮に燃料タンクから少量漏れても,素早く広い空間へ排出できれば爆発の危険は低くなります.今回の解析事例では,小さいガレージを模擬した閉空間に,開口部を設けた水素漏洩実験をFDSで模擬して,非常に精度良く水素の濃度時間履歴を再現できることを示します.

 

参加登録費      無料

 

問合せ先        福井大学 学術研究院 工学系部門 機械工学講座 田中 太

電話0776(27)9817/FAX0776(27)8748

E-mail:f-tanaka@u-fukui.ac.jp

 

申 込 先        〒910-8507福井県福井市文京3-9-1

福井大学 学術研究院 工学系部門 機械工学講座    田中 太

会場
福井大学文京キャンパス
申込締切
2022年12月16日

イベント一覧へ