特別講演会「環境にやさしい材料と環境技術開発」
開催日 2023年1月20日(金)15:30~17:30
会 場 ハイブリッド開催
信州大学繊維学部総合研究棟ミーティングルーム1 (長野県上田市常田3-15-1)+ Zoomを用いたオンライン開催
申込締切 対面参加:2023年1月6日(金),オンライン参加:2023年1月13日(金)
講演概要
近年、SDGsの実現のために様々な活動が積極的実施されている中、環境にやさしい材料やそれに関する技術開発に注目が集まっている。本講演会では、環境にやさしいグリーン材料と資源循環に寄与する環境技術開発に関して、2名の講師に講演して頂きます。
【演題1】 15:30~16:30
題目:環境にやさしいグリーン材料と、それを支える低環境負荷の生産技術開発
講師:五味 一博
(セイコーエプソン株式会社 技術開発本部 副本部長)
概要:
環境にやさしい材料の開発に並行し、その材料の製造工程における環境負荷の低減も、欠かすことのできない環境技術開発である。材料とその製造方法の両輪の取組みが、既存の環境負荷の大きい産業構造を革新するためには必要である。当社はこれらの取り組みとして、セルロース材料の応用展開やドライファイバーテクノロジー、小型射出成型機、3Dプリンター等の開発を進めて来ている。本講演では、当社で取り組むこれらのグリーン材料開発と、低環境負荷の生産技術開発について紹介する。
【演題2】 16:30~17:30
題目:環境にやさしい植物由来グリーン材料による既存高強度機械構造材料の代替可能性
講師:鮑 力民
(信州大学 繊維学部 機械・ロボット学科 教授)
概要:
高強度を有する金属・エンプラ材料は機械構造に欠かすことができない材料で、車両や飛行機などで数多く使用されている。しかし原料はすべて石油と鉱物由来のため、資源枯渇や非生分解性など環境負荷・環境汚染などの社会的課題が大きい。環境にやさしい100%バイオマス由来のグリーン材料で代替することが強く求められている。本講演では高強度機械構造材料を代替するグリーン材料の問題点を提起し、研究室で複合材料観点からの高強度グリーン材料の開発模索を紹介する。
【参加資格】 なし(どなたでもご参加いただけます)
【参加登録費】 無料
【参加申込】 要
https://forms.gle/AXZRcCQobdU8BAn27
事前に上記参加登録サイトから、氏名・所属・メールアドレス・現地参加or配信参加をご登録下さい。
現地参加の方には受け付けメールをお送りしますが、定員超過の際にはその旨お伝えしますので配信にてご参加ください。
配信の方には登録されたメールアドレスに講演会視聴用アドレスをお送りします。
【注意事項】
講演会の録画、録音および画面キャプチャは禁止します。
講演資料は配布いたしません。
現地参加はコロナの感染拡大状況により中止となる可能性があります。
【問合せ】
信州大学繊維学部 機械・ロボット学科 青野光
電話:0268(21)5617
E-mail:aono@shinshu-u.ac.jp